見出し画像

「今」だからこそ想う故郷の存在

Page45

こんにちはmanaです

今回は『帰省自粛中の今だからこそ想う故郷の存在』についてお話していこうと思います

すでに帰省するにも自由さがなくなって2年6ヶ月が経ちました
こんなに長く東京に留まった年はありません
現在も帰省ができない日数は刻々も更新中です
最近は連休でも一人で部屋にいることに慣れてきてしまい、この先帰省ができるようになったとしても果たして以前のように無のまま田舎に帰ることができるだろうか、とそんなことを考えるようになってしまいました
そんな想いが巡る中、コロナ感染拡大による帰省自粛中に迎えた東京生活18年目の今、故郷への想いの変化などをお話させてください

それでは、どうぞ☟

**********

私はコロナ感染が出始める前には年4・5回帰省をしていました
5月のGW、8月の夏休み期間、9月の秋分の日前後、12-1月の年末年始、3月の春分の日前後です
一般社会人の方からすると多い方なのかどうかわかりませんが、連休は決まって帰省が定着していきました

【私の故郷】

まずは地元の紹介からさせていただきます
地元と言えば自宅周辺は遊べる施設も洋服を買いに行けるお店も友達と行けそうな飲食店もなく、バスすら通っていないため車が絶対必要不可欠なちょっと(老後を考えるとかなり)不便な町です
格別コレと言った特別なものはありません
ですが、この「何もない」のが今の私にとっては大きなポイントで良い意味で田舎で良かったと思うことがあります

そもそも「帰省目的は?」と言いますと、家族と過ごすこと、何も考えずにゆっくりすること、それまでの生活と違った環境に身を置いて何も考えないこと、自然に触れることなどです
それらを考えると実家暮らしをしていた頃に嫌でも味わっていたことが、時間の経過とともに今では癒しとなり貴重な時間の過ごし方になっています

不思議ですね、10代の18年間はこんな環境にうんざりしていた時期もあったのに逆の生活環境になると元に戻りたくなるなんて
現在住んでいる地域も都心に住む方からすれば東京の田舎なのですが、地元はその何倍も田舎なので同じ空気を吸うことだけでも私からすれば“違う”ものです


【上京当初から今に至るまでの私の東京生活】

夢を持って上京したものの、学生の頃の研修であっけなくその職業の厳しさと現実を目の当たりにし自ら敗北宣言しました
(⇧毎日泣いていて人間不信にもなりかけていたのデス;;)

また私生活に至っては、せっかく東京にいるのだから都心に出てショッピングだったり話題のグルメ巡りだったりお洒落なカフェで過ごせばあか抜け感が出せたかもしれないのに、これらはかすりもしない未体験状態です
全然キラキラすることのないアラサー人生を歩んできたというものです

元から人混みと人工物の密集地が苦手で都心部へは年に数回行けば良い方
上京前は密かに脳裏に描いていた大人カッコいい女性像は悲しくも皆無です
それどころか今でも仕事や用事のついでに山の手線や地下鉄に乗る日には気分だけ都会人を味わえるという、「それでいいのか自分」と言ってやりたいほど新鮮そのものなのです(笑)
上京して18年目でもそんな状態なのですから今後も変わらないでしょうね...
今でも都心に出る際は不安なので目的地までの電車の乗り継ぎや周辺環境を事前予習していく身です(暴)

ま、外へ出かけること事態が稀なので性格上の問題もあるのかもしれません
小さい頃から干渉や束縛が嫌いで根っこからの“ひとり好き”、かつアクティブに行動したり外交的でもない性格がそのまま現状維持で今に至っているわけです(※昔よりマシになりましたけどね)

【私が帰省する一番の目的】

前述でも書いていますが、今や最もたる一番の目的は『この現実生活から早く離れたい、抜け出したい』の一心です
それができる方法が手っ取り早く「帰省」です
帰省は旅行と違って無計画のまま高速バスチケットをポチればOK
実家に着いた瞬間から何をするも自由、気の向くままといった感じで何とも暇人な30代娘になります

コロナ前は帰省をすることしか特に予定がないという理由だけで帰っていました
実家に帰れば家族は喜んでくれるし、何より温かいご飯が食べられて普段やっている家事もしなくてすむラッキー的な(←お察しください…)ことからも帰省前夜は少しウキウキ気分だったりしていました
ただ、、、20代後半を迎える頃からヒシヒシと「結婚」という重圧を受けるようになってからはそんなウキウキはなくなってきましたが
その余計な一言だけを除けば私にとって帰省はエネルギー充電、活力回復、ストレス撲滅、などの時間だったわけです
帰省は心の良薬だったのです

【帰省することの意味と効果】

(すみません...このあと負の感情が続きます)
ちゃんとお休みがあってそれなりに休めているとハズだけれど『この場から離れたい』という感情が一人になるとフツフツと沸き上がります
それは自分でも何なのか、何となく把握しているんですけど、、、
仕事や上司から解放されたことによる安堵感がもちろんあるけれど、手を伸ばせばすぐに“仕事”が手に届く(たとえ有休でも仕事連絡(電話やメール)は当たり前)というプレッシャーや圧があるものだから100%解放された感じがしないのです
(※社会人たるものこれが当たり前だというお考えの方もいらっしゃると思います!今は温かな目でお許しください)

しかし田舎の実家で過ごすときは物理的にすぐに会社に行けないし対処しようにもできないという要素があってか随分とプレッシャーから解放された感があります
実家では間抜けなほど素の自分に戻り常に心の状態は緩々

結論!
肉体的に休めているけれど心(精神的)は休めていないということかな??

その裏付けするかのように、帰省するようになってよく身に起こることがあります
それは東京に戻ってくるバスの車窓から高い建物と冷たいコンクリート一体が目に入ると心臓が圧迫されているかのようにギュっとなります
実家に帰ると時代がタイムスリップしたかのような、そう、私の大好きな”となりのトトロ”の町風景そのもので、逆に東京に戻る時は車窓から都心部の街並みが見えるようになると近未来に行くような感覚になります
数日間の帰省でも環境や見る風景、会う人たちによって心の変動が大きいもようです

【コロナ後に想う故郷と家族】

コロナ後の2年半は都外どころか私が住む地域外に行くことが数えるほどしかありません
外出したいと思うも意外とおうち時間を楽しんでいる自分がいます
でもできることなら本当は春・夏・秋・冬の季節に帰って季節折々の風景や味覚を楽しみたいと思ってしまいます

この夏も採れたて新鮮な野菜と果物を食べたいと、スーパーで高騰野菜を見てはついつい思ってしまいました
実家に帰れば食べ放題なのに...と
それでも頻繁に実家直送便が届きますからいろいろと送ってくれる母には本当に感謝感謝です
私好みの野菜や果物、手作りのお漬物やお惣菜、お米やお餅、そのほとんどが自家製です
我が家の味というものです!!
中には主張することなくお菓子も入っていることも

あ~そろそろトウモロコシが食べたいなとか、そろそろ桃が食べごろだろうなとか、そろそろお米がなくなりそう、なんて思っていると母の方から電話が掛かってきます
どこかに隠しカメラでもあるのではと思ってしまうほどタイミング良すぎて何かをテレパシーをキャッチしているのではと、思ってしまうほどwww
それだけいつも気にかけてくれているんだと感じています

【今改めて気づかされたこと】

気づいた時には既に遅しですが、当たり前が当たり前でなくなった時にようやくそのありがたみに気づくんですね
私がそうであるように、一人暮らしの方なら体感することだと思います

こうして突如やってきた事変によって気づかされた故郷のあり方
上京前は早く一人暮らしをしたい、故郷から離れて自立した生活がしたいなんて生ぬるいことを考えてやってきましたが、いざ住んでみると一人時間ができてもココでは手に入らない環境下ではポカンと心のどこかに穴が開いているかのような感じがたまにあります
その穴を埋めるために帰省をしているようなものなので元をたどっていくとたどり着くのは故郷のような空間、環境です

【私にとっての故郷とは】

私にとって故郷とは心のオアシス
私にとって必要不可欠な場所
魚には水が必要なのと同じように、私にはそのような“オアシス”に身を置く時間がないと心がすり減ってしまうようです
オアシスは自然であり、日本全国何処にでもありますが、全身のあらゆる毛穴までもを解放するならば“慣れ親しんだ場所”に勝るものはないと思います
私はこうした場所があるからこそ嫌なことがあっても「また明日から頑張ろう!」と思えるのかもしれません

最後に
故郷はずっとあの場所でまた私を迎えてくれると信じて近くその地に足を踏み入れることが出来る日を首を長くして待ち続けたいと思います

**********

今回は故郷の想いを長々書いてみましたが、自分で読み返してみても何だかまとまりに欠けてお見苦しいものになってしまいました
申し訳ありません><。。。

今回、この帰省自粛中に故郷を考えることが多くあったので思うがまま書き留めてみました
気づかされた想いの変化に改めて生まれ故郷は一生ものだと強く感じました
それでもきっとようやく自粛が解けた後の帰省の際にはまた違った想いが生まれるんだろうなと、そんな気がしています
地元を離れてひとり暮らしをされている方はどんか気持ちの変化があるのでしょうか?

さて、2021年、残すことあと3ヶ月!?←毎回同じことを書いている
なんてことっ!!!
めっきり秋らしく過ごしやすくなってきたかな、なんて喜んでいたのに一気に焦りも出てきております(残り3か月何かせんと...)

最後までご覧いただきましてありがとうございました

よろしければまた来てください

それではまた

mana

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?