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【2023年4月21日】ディスカッション形式で新人研修をやる理由

今日から、新卒入社の社員がやってきます。
昨年はコロナで採用を控えていたので、2年ぶりの新人です。

最初の3日間の午前中は、座学の時間になります。
座学とは言っても、私が一方的に話すのではなく、ファシリテーターのような立ち位置で行います。

今回の座学研修には今週で毎度おなじみの例の4年目の若手女子社員が参加してくれるのですが、彼女から早速質問が。

「座学だから陽子さんがわーっと話すのかと思っていました。新卒の新人という何もわからない人たちにディスカッションの時間を多めに取るのはなぜですか?」と。

おおいいこと聞くねえ。

今回も自分がどこかのパートを仕切れればいいなあと思ったらしいのですが、人から話を引き出すというのは、非常に高度な技術なので、それはちょっと無理かなあ…と怖気づいてしまったところもあるみたいで(笑)

何もわからないであろう新人になぜ積極的に話をさせるのか。

それは、私も新人に何を話せばいいかわからないからです(笑)

たとえば、就業時間について説明するとしましょう。

弊社は9:30-17:30が定時です。
9:30までにタイムカードを押せば制度上は遅刻になりませんが、実際のところは、新人としては思いっきりマイナススタートですよね。

新人教育の何が難しいって、こういう、社会人をやっていれば暗黙の了解的なことのかなりの部分を知らないということなんです。

9:29に出社してくる子と、9:00には出社しているけれどぼーっとしている子では、「始業前準備」を理解していないのは一緒ですが、説明の仕方も理解できるツボも、おそらくまったく違います。

【暗黙の了解】を端から端まで説明していたら時間も気力もまるで足りないので、相手の理解度や価値観、視座の高さなどを予め情報収集しておかないと、彼らがわかるように説明するのはほぼ不可能だと私は思います。

*photo*
今週はまっっったく写真ないので、うまくなった生春巻き…。


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