「変わりたいのに変われない」人へ。「変われない」原因は、「変わらない目的」があるから
・なかなか自分の行動を改められない
・同じ失敗を何度も繰り返してしまう
・頭ではダメだとわかっている行動を繰り返してしまう
このようにお悩みの方は、多いのではないでしょうか。
解決したい悩みがある、解決策も頭ではわかっている。
あとはそれを実行に移すだけなのに何度も同じ行動をとってしまう。
なぜだかわかりますか?
原因は、その人自身が抱えている「裏の目標」と「固定観念」にあります。
「変わりたいけど変われない」
のではなく、
「変われない明確な目的・目標がある」
ということです。
部下に仕事を触れない本当の原因は?
例えば、「実務は部下に任せて自分はマネジメント業務に集中したい」と思っているリーダーAさんがいたとします。
しかし、部下に任せたいと思っていながらついつい自分でやってしまうという悩みを持っています。
その原因はどこにあるのか。
「裏の目標」と「固定観念」をあぶりだした結果、以下のことが明らかになりました。
裏の目標:
目の前の仕事を自分でこなすことで評価を得たい
固定観念:
自分が手を動かして成果にしたものだけが評価につながる
部下に仕事を振ると、自分が評価をされなくなってしまうという「勘違い」をしていたというわけですね。
「免疫マップ」で「裏の目標」と「固定観念」をあぶり出す
上記の具体例では、さらっと結論にたどり着いたように書きましたが、実際に「裏の目標」と「固定観念」を明らかにするには
「免疫マップ」
というツールを使います。
免疫マップは、以下の4要素で成り立っています。
・改善目標
・阻害行動
・裏の目標
・固定観念
これらを順番に書き出していくことで、自分が変われない原因となっている「固定観念」をあぶり出していくのです。
上記の具体例のAさんの免疫マップを全て記述すると、以下のようになります。
改善目標:
部下に仕事を任せて自分はマネジメント業務に集中する
阻害行動:
任せることを躊躇してつい自分で仕事をやってしまう
裏の目標:
目の前の仕事を自分でこなすことで評価を得たい
固定観念:
自分が手を動かして成果にしたものだけが評価につながる
より深く学びたい方は
このように、免疫マップで自分が変われない本当の原因をあぶり出すことができます。
免疫マップについては、
『なぜ、人と組織は変われないのか ― ハーバード流 自己変革の理論と実践』
という書籍で詳細に扱われております。
「なぜ、自分は変われないのか」
「どうすれば自分は変われるのか」
ということについて、より深く学びたい方はぜひこちら↓の書籍をお読みになってみてくださいね!