気遣いが大事。あなたの話が伝わらない3つの理由

2020年3月12日 19:54

「がんばって説明しているのに理解してもらえない・・・」
「分かってもらえないから自分の提案が通らない・・・」
「理解してもらうのに時間がかかるから話が進まない・・・」

このような悩みを抱えている方は、いませんか？

かく言う私もすごく説明下手で、
「話が長い割に何を言ってるかよくわからない」
ってよく言われるタイプでした。

できれば一度の説明でバシッと理解してもらいたいですよね。

なぜ、話を理解してもらえないのか。
結論を言ってしまうならば、「気遣い」ができていないの一言に尽きます。

相手を気遣うこと、相手の視点に立つこと、相手の気持ちを考えること。

ただ、「気遣い」と一口に言っても、何ができてないのか分かりづらいので、「話が伝わらない3つの理由」として具体化して説明していきたいと思います。

理由1. そもそも話す側が理解してない

1つめの理由は、「話す本人がそもそも理解していない」という話。

「いや、理解してるよ！理解してないと説明できないでしょ！」という声が飛んできそうですが、意外とあります。
というか、伝わらない理由の大半はコレです。

ちなみに、自分が理解しているか確認するのに最も有効な方法は、「一言で説明できるかどうか」です。

そして、「一言で説明してみて」って言われるとほとんどの人ができない。
「一言で」って言われてるのに長々と話し出す。。

「要するにどういうこと？」ってよく聞かれてしまう人は、一言で説明できてないからそう言われてしまうわけですね。

説明をするときは、一言で説明することを意識してみましょう。

これも意外と多いですね。
会話だけでなく、文章でもよく見られます。

多くの方が、結論からではなく時系列で物事を話してしまいます。
なぜかと言うと、その方が楽だから。
自分がたどった過程をそのまま説明すればいいわけですから、伝え方を工夫する必要がありません。

ただ、話を聞く側が気になるのは結論です。
結論を聞いたうえで、過程が気になるなら聞くし、気にならないならそこで終わり。

しかし、時系列から話されると聞き手は否応なしに話を最後まで聞くことを強いられます。
つまり、時系列で話すのは聞き手の時間を奪う行為なのです。

心当たりのある人は、今すぐ直しましょう。

「相手を置いてけぼりにしている」ということです。

自分が話すことに夢中になり、相手のことを見ていない。
理解してない、納得してない、腑に落ちない表情をしているのに気づかず、自分が話したいことを延々と話し続ける。

そして、一通り話が終わったところで相手に理解できたか聞いてみると、全然理解してもらってなくてまた初めから説明する羽目に・・・

みたいなこと、結構ありません？

自分が話すことに夢中になる気持ちも分かりますが、会話というのは相手あってのもの。
相手に理解してもらえなければ何の意味もないわけです。

話を聞く相手のことを常に意識して、自分ではなく相手にペースを合わせて会話を進めていきましょう。

以上、話が伝わらない原因を取り上げましたが、これら3つを抽象化したときに浮かび上がってくるのが「気遣い」ということです。

相手に気遣って話すのであれば、
・脳の負担を軽くするため一言で伝わるように準備していくはずだし、
・時間を奪わないように結論から話すはずだし、
・相手の表情などから理解できているか感じ取ろうとするはず。

個々の理由にメスを入れていくのも大事ですが、まずはそれらの土台である、相手への「気遣い」ができているかを見直してみましょう。

「わかりやすい説明」として、高尾トンビさんのこちらの投稿もたいへん参考になりましたのでシェアしておきます！

それでは、今回の記事は以上です。
お読みいただき、ありがとうございました！