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手放すべきは誰?(ココロノマルシェ)

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こんにちは、情熱の国スペインに住む、海外脱出系カウンセラ-、あしべはるかです。さて今日は、*ココロノマルシェへのご相談にお返事をしたいと思います。*(根本裕幸カウンセラ-の、カウンセラ-育成講座を卒業したお弟子たちが、皆さんからのご相談に、無料で回答するブログです)


お問い合わせ内容
手放すべきは誰?(みさん)


はじめまして。初めてご相談させていただきます。
結構コミットした調子で付き合っていた彼が、実は既婚者で騙されていた事実を突き止めてしまい(詰めの甘い男です)、最近別れました。

そもそも、そのずっと前にも結婚を約束していた彼が、実は既婚者だった…という事実があり、かなり深く傷を負っており、その傷口がまだ癒えきっていないことも感じていました。
そのせいもあってか、最近まで付き合っていた彼にも「本当は離婚成立していないんじゃないの?」だの「戸籍謄本見せろ」だのは、言っていました。
私の過去の傷の話を知っている上で、正々堂々と嘘をつかれていました。
彼を恨む気持ちと、自分を責める気持ちが交互に襲ってきて、まだ傷口がジュクジュクしています。
そもそも、なんでこんなに男に騙されるのだ⁇というところに立ち返ると、私の母との確執が原因かとも思っています。
常に姉と比較され、母はいつも姉のことには一生懸命、私はおざなり。
母に反発しながらも、母に私を見て欲しい、愛されたい気持ちが強かったように思います。

こんな感じで拗れまくった自分をどうにかしたく、依存体質な自分から脱却したく、手放しをしていきたいと思っています。
ただ、手放したい対象が多過ぎて、どこから始めたら良いのか分かりません。今一番辛いのは、直近の彼との件ですが、もう少し傷口が塞がるまで、喪に服したほうが良いのでしょうか?

気持ちの上で毎日のたうち回っています。
良いご助言をいただけたら、とても嬉しいです。
よろしくお願いします。

はじめまして、みさん、あしべはるかです。ご相談ありがとうございます。せっかくコミットもしていたのに。。。それはショックですよね。。。(涙)でも彼が既婚者だとわかって、お別れを選択した、みさんは、潔いしとても誠実な女性だと思うんです。残念な結果でしたけれど、ご自分をあまり責めないで頂ければ、と思ってしまいます。。。

騙されても、傷ついても、それでも愛することをやめない。それはきっと、人というものを信じたい気持ち、そしてあふれるほどの愛が、みさんの内にある、からではないでしょうか。

傷口がなかなか塞がらないのは、相手を信頼して与えてきた気持ちやエネルギーが、出どころを失って、内にこもっているからでは、という気がします。もちろん過去の傷もあるでしょう。お身体の方は、どんな具合でしょうか?睡眠はとれていますか?身体をいたわってあげて下さいね。行動力がある方だと思いますが、今は、ご自分に優しくしてあげて欲しいです。

まずは、行き先を失ってしまった気持ちや、やり場のない怒りを、表に出していきませんか。

御恨み帳、もうご存知かもしれませんね(根本先生のブログ-御恨み帳をなぜ書くのか?-も、こちらに貼っておきます)。言いたかったこと、心に浮かんでくる感情を、紙にひたすら書きなぐります。彼宛ての出さないお手紙も、おすすめです。書くのが苦手であれば、目の前に彼がいると思って、言いたいことを言ってみるワ-クもあります。手近なクッションをボコボコにする、枕をベッドに叩きつける、というのも、すっきりします。とにかく感情を外に出してあげます。

でも痛すぎたら、または、やっぱりまだ動きたくないな、って思ったら。誰か家族とか、お友達に聞いてもらいましょう。あとは好きなことをする、スポ-ツやヨガ等、身体を動かしたり、温泉に行ったりして、身体を通して心をじわじわと緩めていくのも、お勧めです。

準備が出来たかな、と思ったら、ご家族の件に向かい合ってみましょうか。

<そもそも、なんでこんなに男に騙されるのだ⁇というところに立ち返ると、私の母との確執が原因かとも思っています。常に姉と比較され、母はいつも姉のことには一生懸命、私はおざなり。母に反発しながらも、母に私を見て欲しい、愛されたい気持ちが強かったように思います。

おっしゃる通り、育った家庭での立ち位置が、未来に出会う人間関係に反映されてしまうこと、よくあります。
みさんは、自分が一番に愛される、ということに慣れていないのでは、ないでしょうか。お姉さんに負けてしまう、私は2番目ポジションがふさわしい、って、どこか心の中にありませんか。だってお母さんは、私のこと見てくれなかったもん、って。確かに兄弟姉妹は、親の愛をめぐってライバルになりますよね。私事になりますが、未だに弟の方が母に愛されてる感が強いです。。。

それだけでなく、親近感への恐れが、どこかにあるのかもしれません。あと、このご相談にはお父さんが登場しませんね。もしかしたら、本当はお父さんが大好きだったのに、お母さんに遠慮して、その気持ちを感じないようにしてきた可能性もありますね。対面であれば、お聞きしてみたいです。

さて、それでは、お母さんを手放しましょう。
お恨み帖に、お母さんに言いたいけど言えなかったこと、我慢したことを書き出していきます。それがある程度すっきりしてきたら、今度は感謝の気持ちを込めたお手紙を、書きます(出さなくていいです)。最後に『私、お母さん、大好き。お母さんのもとに生まれてきてよかった』って締めくくれるように。そうでない気持ちが出てきたら、そのつどお恨み帖に書き散らします。

それと並行して、もうひとつのワークを。
自分が望んだものをかなえてあげるワークです。例えば、食べたいスイ-ツがあったとして「本当はAが美味しそうだけれど...ちょっと高いからBにしようかな」になったら。。。Aを選んであげます。自分に遠慮しない、望んだもの(一番なもの)は手に入る、そして自分にはその価値がある、ということを、深層意識に染み込ませていく練習です。

もちろん無理はしないで、出来る範囲で、で大丈夫です。仕事等で、誰か他の人や物を優先せざるを得ない時などは、あとで自分に「さっきは頑張ったね」って、何かご褒美をあげます。誉めてあげる、自分をねぎらってあげるのもいいでしょう。あなたは大事な存在だよ、おざなりにされてないよ、大切にされているんだよ、って感じられるように、するのがポイントです。

ゆっくりと、少しずつですが、変化が現れてくると思います。いつか、みさんだけを見てくれて、大切にしてくれる誰かに、きっと出会える日が来ると思います。みさんは、それだけの価値がある、素敵な女性なのですから。みさんの笑顔を独り占めする、そしてみさんの信頼を受けるにふさわしいお相手が、現れますように、お祈りしています。

お読みいただき、ありがとうございました。あしべはるかでした。

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