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What Maisie Knew(邦題:メイジーの瞳)
こんにちは、情熱の国スペインに住む、海外脱出系カウンセラ-の、あしべはるかです。今日は映画について。ネタバレは、ないです。
今日What Maisie Knew(邦題:メイジ-の瞳)という映画を見ました。離婚した両親の間でほんろうされる、6歳の女の子が主役。メイジ-という名の、小さな顔から零れ落ちるくらいの大きな瞳が印象的な可愛い女の子。それぞれの登場人物の心の動きが、時間の経過につれて変化してゆくのが、見ていて興味深かったです。
旦那氏がテレビでその映画を見ていて、私は別室で、カウンセラ-講座の宿題をしながら、時々見にいっていたので、切れ切れにしかわからないのですが、母親の変わり方が良かったです。あと、その娘であるメイジ-に、自分軸が出来てきて、少しずつ母親から精神的に独立していく過程も。
私は3月に心理学を勉強し始めてから、以前に比べて、映画や音楽に敏感になった気がします。半年前に読んだことのある、映画やブログで、ちょっとほろっと来るテーマのを、今もう一回見たり読んだりすると、もう涙ぼろぼろで、大変なことになります。ちょっとキツめのテーマや、バイオレンス系の映像や画像は、刺激が強すぎて、避けるようになりました。
たぶんですが、心の動きや、人の反応を勉強し始めて、以前は見えなかった、微妙な表情とかしぐさの意味が読めるようになってきたのかなあ、と思います(普通の人はもともと出来るようですが)。感情移入が前よりできるようになったのかも。天然で反応が鈍いところは、今まで通りですが、以前は苦手だった雑談にも、それなりに興味がもてるようになり、会話をふられても自然に、反応出来るようになりました。だから人といることが楽しくなりました。
それはそうですよね、だって今までは会話のうちの言語だけ、追っていたから、必死になって。会話の大部分が言語より、非言語に占められているなんて知らなかった。会話の余白を読むとか、意味がわからなかった。みんな、どこで習ったの? 何で自然にやれるの? いくらコミュニケーションについての本を読んでもわからなかった。雑談が上手になる本も読んだけれど、今一つだった。
結局、私の場合、必要なのはマニュアルじゃなかったみたい。みんなと違う自分を責めて、みんなと同じようになるために努力して、でも出来ない自分をさらに責めていた。でも実は私の中にある、何かを許して開放してあげるだけだった。そうしたら、私の周りにいた、灰色の影たちに命が宿って、色彩を得て生き生きと動き出した。今まで対立していた私の内なる世界と、外の世界が、絶妙なバランスで重なり始めたみたいで、子供のような瞳で、目の前に広がる景色を見つめる私がいます。
今日もお読みいただいてありがとうございました。カウンセラ-の、あしべはるかでした。