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わたしがゆるふわでハッピーエンドな恋愛小説を書くまでの道のり

小説を書く頻度が増えてきてから、わたしの中でこんな思いが強くなっていった。

わたしも登場人物が幸せになれる恋愛小説を書きたい。

そして、よくコメント欄でお話しをするnoterさん、りようさんと話していた時に気づいた。

わたしが何も考えずに恋愛モノを書くと、もれなく悲恋エンドになってしまう。

どうやら、わたしが書く恋愛小説の登場人物にハッピーエンドを迎えてもらうには入念な準備が必要らしい。

そこで、次回の小説は、幸せな恋を描いている曲の歌詞を基に構想を練ることにした。

***

【音楽×小説】シリーズでストーリーを作るに当たって、まず必要なのは曲選びだ。
これまでは聴いていて小説を書いてみたいと思った曲を題材にしていたけれど、今回は慎重に選ばなければいけない。

ここで深く考えずに曲を選ぶと、息をするようにメリーバッドエンドっぽい小説を書いてしまう。
他に適切な表現はないものかと考えたが、これまでの【音楽×小説】シリーズを振り返ってみると、本当にメリーバッドエンドとしか言いようがない。

そこで思いついた曲が1曲。
miwaさんの「3つの約束」だ。

曲のタイトルからリンクに飛んで歌詞を見て頂くとお分かり頂けるかと思うが、この曲は幸せの絶頂にあるカップルを可愛らしく描いていて、何と言っても歌詞が甘い。砂糖を指に乗せて直接舐めたレベルで甘い(やったことないけどきっとかなり甘い)。

………そして、ここで問題が一つ。
雰囲気が甘い曲を基にして小説を書くと、出てくる男の子に激甘なセリフを言わせなければならない可能性が出てくる。
わたしにはそんな歯が浮くようなセリフは書けない。

そうなると、恋愛ソングで幸せな雰囲気のものと言っても、少し毛色の違ったものを選んだ方が良さそうだ。

次に思いついたのは、Goose houseさんの「セダンガール」
少し気弱だけど優しい彼と、元気いっぱいで強気な彼女の日常をポップな曲調で歌っている一曲だ。
こういう雰囲気の曲なら書きやすいかもしれない。

……いや、待てよ。
この曲に出てくる女の子ってわたしと真逆だし、むしろわたしが憧れるような人柄だったりするのでは……?そんな正反対な性格の子、ちゃんと描写できるのか?

———と、こんな具合に、わたしのハッピーエンドな恋愛小説計画は早くも前途多難な様相を見せている。
だけど、登場人物たちを幸せにしたい気持ちももちろん強いので、心折れることなく書き上げたい。と思う。

しばらくは好きなアーティストさんが歌っている幸せな恋愛ソングの歌詞を漁る日々が続きそうだ。


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