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突発性難聴#2(退院、そして高気圧酸素治療通院)

下記記事の続き。


2017年8月に突発性難聴発症で入院。11日で退院したものの、まだまだ通常生活できるレベルにはなかった。右耳はあいかわらず聞こえず耳鳴り状態、めまいはひどくて杖無しでは歩けない。

入院していた病院からのススメで別の病院での「高気圧酸素治療」をすることになった。期間は2週間。相当重症の部類だったので可能性は低いけど聴力回復に向けて。そして血流が良くなればめまいもよくなるかなというのもあり。あと、「高気圧酸素治療」というのもひびきがなんとなく魅力的だったというのもあった。

でも、自分自身、あまり聴力回復にはこだわってなかったかな。逆らえない大きな流れのような気がしていて。それよりも、もう片方の耳(左耳)の聴力を失わないようにしないと何も聞こえなくなるから、左耳にやさしい生活をしないといけないなという感覚だったことを思い出した。

そんなこんなで2週間の通院生活開始。

ちなみに、僕が受けた高気圧酸素治療とは、宇宙船・潜水艦みたいなカプセル状の空間に同時に5名ほど入れる高気圧酸素空間があって、そこの1人用リクライニングチェアに座って過ごすというもの。1人用の酸素カプセルみたいなものをイメージしていたのだけど、大人数で同時だったのね。みんなでこの空間に入る様は、まるで宇宙に旅立つ宇宙飛行士集団のようで、勝手に一致団結感、感じてたりしたなぁ。

※宇宙船イメージ画像(丸い窓が実際にあった)

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1回あたり確か2時間くらいだったかな。水や本は持ち込みOKで、基本的にぼーっとしているか考えごとをするか本を読んでいるかって感じ。最初のころはめまいがひどくて読書をする気になれなかったので、ひたすら考えごとかぼーっとしてた。後半は割と読書もできていた。

2週間無事通院したが、結局、聴力が回復することはなかった。ま、予想通りといえば予想通りの結果。

割と通院ライフは悪くなかった。治療中の2時間はほんとゆっくり時間が過ぎていく感覚。考えごとするもよし、ぼーっとするもよし、深呼吸するもよし、って感じでなんだかんだ時の流れをうまく味わっていた。あと、自分へのご褒美で病院でのランチはちょっと豪勢にしてみたりと。

入院&通院の約1ヶ月、人生・家族・仕事などなど色々と思考することができたし、普通の人が味わえないようないろんな経験ができたと思っている。海外MBA留学くらいの貴重な経験をこの1ヶ月で凝縮体験できたのではと勝手にポジティブ解釈している。(海外MBA留学したことないけど…)

こう考えると、置かれた状況や環境でそれなりに楽しみやテーマを勝手に見つけることができるのは割と自分の特長なのかもしれない。





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