そういうとこ素敵って言われた話

"素敵"という言葉を言われたことがなかったあたしにとって、昨日のある出来事は大事件だった。

バイト先の先輩のちょっと片想いしてる彼に言われたある一言。
「キキちゃんそういうとこ素敵だね」
え、怖い怖いなに怖い怖い。それがあたしの本音。

バイト終わりに彼のちょっと可愛かったとこ(?)を社員さんにぶちまけて、大爆笑を起こしてしまったことが事の発端である。その時、彼も近くにいて、彼の反応が微妙だったから、"あれ、言わなかった方が良かったかな、あれ"と思いながら家に帰宅。

ずっとモヤモヤして、気になって、仕方がなかったあたしは彼にLINEした。送信する内容にまた頭を抱えて、やっとの思いで送った謝罪LINE。逆に煽ってるようにも思える謝罪LINE。なんか重かったかなとも思ったり。考え出したらキリがなかったので、お風呂に入って一旦落ち着く。
お風呂上がりにLINE見たら、返信きてた。

少し、いや、だいぶ抜粋するけど、

「全然良いよ。キキちゃんそういうとこ素敵だね。

あれ、なんか思ってたんとちゃう。なんか、あれ、なんか、あ、困惑。笑

多分誰にでも素敵って言えるタイプの人なんだな、とか、素敵という言葉に重さを感じない人なんだなとか色々考えた。
でもやっぱどう考えても嬉しい。笑
嬉しくなりたくない、変に期待したくない、何も考えたくない、そんなあたしにとっては致命傷。

そのLINEにどう返信するかを考えることにはあまり時間を要さず、「〇〇さんも優しくて素敵」と、素敵返しをした。頭が回らず、おうむ返し。

こういう経験、多分誰でもあり得る。

素敵という言葉、抽象的だけど破壊力半端ない。

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