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神戸にも「ケレケレ」の家があるんだって!住み開きのお家で素敵な経験をした友達の話。

私は以前、東京都の「ケレケレハウス」というシェアハウスに住んでいました。
その頃から「神戸にもケレケレの家があるらしいよ」というウワサは聞いていました。

神戸のケレケレ

しかし、実際に訪ねたことがある人に会ったのははじめて。
とても素敵なところだったらしいので、記事にしてみました。
ぜひ、読んでみてくださいな。

ケレケレって何?

フィジーで、「分け合うこと・共有すること」を指す言葉です。
フィジーでは「自分のものはみんなのもの、人のものも自分のもの」という感覚が根付いていて、シェアが当たり前なんだとか。
シェアハウスにもってこいの文化です。

フィジーの「ケレケレ文化」をリスペクトした2つのシェアハウス

住み開きのお家ケレケレ@神戸
フィジーのシェア・分かち合いの精神「ケレケレ」と、住まいの一部を地域に開放する「住み開き」を掛け合わせた神戸市北区の古民家シェアハウス。
フィジーで出会ったご夫婦(とお子さん)が家族で営んでいます。
1週間から、ホームステイのような滞在も可能です。私も滞在してみたい。

ケレケレハウス@東京
フィジーの「自分のものはみんなのもの、みんなのものは自分のもの」という所有より共有をモットーにした「ケレケレ文化」をコンセプトとした、東京都文京区にある全10部屋DIY可能なシェアハウスのこと。
シェアハウスアイドル世界のマキタさんが爆誕させたシェアハウスです。
私は2021年3月から8月ごろまでここに住んでました。

ケレケレの文化がもっと詳しく知りたい方は、この本がおすすめです。
(ケレケレハウス@東京に住んでいたときに、家に置いてありました!)

「自分って捨てたもんじゃないな」と思わせてくれたケレケレ滞在期

友人は、コミュマネの学校で出会った藤縄さん

私たちは、ケレケレともシェアハウスとも何の関わりもない「コミュニティマネージャーの学校」というところで出会いました。

buff コミュニティマネージャーの学校の写真

自己紹介のとき「神戸のケレケレというところに行ったことがあって…」と話していて、(おやおや…!ついに西のケレケレのお方に会えたぞ…話が聞けるの楽しみだな…ホクホク)と思っていたことは内緒です。

藤縄さんは、"住み開きのお家ケレケレ"での1週間のホームステイがきっかけでコミュニティに興味をもち、コミュニティマネージャーの学校に申し込んだのだとか。
藤縄さんのコミュニティへの好奇心を刺激した"住み開きのお家ケレケレ"との、出会いから1週間の滞在までをまとめました。

人生に迷い、ケレケレに迷い込む

藤縄さんがケレケレに滞在したのは、2022年の12月末ごろ。

事前にオーナーの和美さんとのオンラインの顔合わせがあり、滞在の理由や希望の過ごし方を聞いてくれたそうです。
1週間という短い滞在期間だからこそ、希望を伝えられる時間を作ってくれる手厚い対応がとても嬉しいですね。オーナーご夫婦(和美さん・一平さん)の優しさと心遣いを感じます。

藤縄さんは「とにかくいろんな人に会ってみたい」という希望を伝え、ドキドキの当日を迎えました。

いざ、現地へ!出会いで溢れた1週間

神戸に到着後、ケレケレの住人さんと一緒に向かったのは神戸のファーマーズマーケット。
家では占いをしてもらったり、のんびり過ごした1日でした。

2日目は近所の農家さんのお手伝い、3日目はケレケレの知り合いから譲り受ける家具を運び込むお手伝いと、藤縄さんの希望通りいろんな人と出会って交流できる滞在プランだったそうです。
ほかにも、京都まで足を伸ばして染め物体験をしたり、ケレケレでワークショップ開催のお手伝いをしたり、もう一度農家さんのお手伝いに行ったり、と盛りだくさんの1週間だったと教えてくれました。

メインのイベントを楽しみつつ、毎日の夕飯をみんなで作って食べるのも貴重な体験だったとのこと。
短い滞在期間でも、住人の日常に溶け込みながら"一緒に暮らす"ことができる素敵なプランですね。

ケレケレの夕飯は、その日にいる人たちで、その日ある食材で、みんなで作って食べるのが日常なんだそう。
今まで私が住んでいたシェアハウスでは、「夕飯は各自、たまには一緒に食べる」が普通だったので、夕飯を食べる時間・帰る時間を報告しあって一緒に食べる生活がどんなふうに回っているのかとても気になりました。
いつか、自分で行ってこの目で確かめてこようと思います。

いろいろな体験や交流をしながら、藤縄さんが得ていたのは「自分も捨てたもんじゃないな」という肯定感。お世辞ではない本音の会話を通して、自分を見つめ直すことができたそうです。

和美さんだから、話せたことがたくさんある

滞在期間中は、和美さんと過ごす時間が多かった藤縄さん。
普段は自己開示をあまりしないのに、和美さんには自然となんでも話せたみたいです。かなりプライベートな話まで。

和美さんは、人の心を開く不思議な力をもっている人なんだとか。

そして、話したことをすべて受け止めてくれて、認めてくれる人。
和美さんをはじめ、旦那さんの一平さんやケレケレ住人も同様にたくさん肯定してくれたそうです。

藤縄さんのケレケレ思い出写真

藤縄さんは「こんなに認めてもらって褒めてもらえたのは初めて」と何度も言ってました。
とても素敵な時間だったんだろうな〜と、羨ましくなりました。

その証拠に、3ヶ月後にもう一度ケレケレに遊びに行ってたんだとか。

そんな話を聞いて、これからケレケレが藤縄さんにとっての"帰る場所" になるのかな〜なんて思ったり。
実家でもなんでもない場所が「帰る場所」になるって、なんだか素敵ですよね。

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