【短編小説】みにくい青い鳥
みにくい青い鳥
著:秀-change the world-
原作:青い鳥のアニメ
『青い鳥』という童話をご存知の方は多いだろう。
2人兄妹のチルチルとミチルが、夢の中で幸福の象徴である青い鳥を探しに行くが、結局は自分たちの最も手近なところにいたという物語。
1908年に発表されたこの童話は、瞬く間に世界中で有名になり、多くの人に愛される作品となった…
さあ、困ったのは現実に存在する、ただ青いだけのぶっさいくな小鳥「青い鳥」。
あんな童話が有名になっちゃったら、自分は笑われるに違いない。
「青い鳥いたwwいや青いけどww」
「幸せ吸い取られそうww」
そんなツイートがバズる被害妄想を繰り返す日々。
逃げて逃げて逃げ隠れること112年。
2020年、ついに青い鳥は見つかってしまう。
見つけやがったのは1人の青年。
ああ、これで自分は世界の笑われ者だ。
そう思った矢先、青年はつぶやいた。
「かわええやん」
なんだあ。
ぼくは、かわいいのかあ。
それからというものの、青い鳥はいろんなところに紛れ込むようになったんだって。
そう、あなたに気づいてほしくって。
【短編小説】みにくい青い鳥
著:秀-change the world-
原作:青い鳥のアニメ
おみやげ
青い鳥も感染予防 (マスク)
https://tmce.thebase.in/items/38113178
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