夢を忘れた大人たち
パパは子どもと遊ぶのが好きだ。
子どもはパパと遊ぶのが好きだ。
日曜日の昼下がりの公園。
この寒さの中、多くの家族連れに賑わっている公園に来た。
凧揚げ、サッカー、かけっこ
子供たちは大はしゃぎ。
パパたちも大はしゃぎ。
ボールを蹴っては取りに行く
取って返ってきたら、またボールを蹴る。それを走って取りにいく。パパと息子の終わらない競争だ。
「日曜日の貴重な休み、この行動に何の生産性があるのだろう」
微糖のコーヒーを飲み、おひまタイムス記者のTAIYOは思ってしまった。
お前らに野望はないのか、夢はないのか。
こんなところでふざけていていいのか。
明日から会社行って人生終わりか。
しかし、パパを見ていると。
子どもと遊ぶ時だけ、自分も子どもに戻れるのではないか。
はしゃいでいる姿にそう思った。
たしかに小さい子と話す時は
会社の同僚や上司と話すときのは違う。
目線を合わせて、子どもに戻って会話する。
それこそが、パパたちが1番夢見ていることなのかもしれない。
日常を忘れて子どもの頃と同じように夢を見る。そんなひとときが日曜日の公園にはあった。
パパたちは夢をあきらめて立ち止まった訳ではない。きっと自分の夢を子どもに託したんだ。
「将来が楽しみ」
自分があの頃に言われた近所のおじさんの言葉が今になってわかった気がする。
おひまタイムス記者:TAIYO
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