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修了制作

初めての投稿は、私の専門学校1年目の集大成である修了制作について紹介させていただきます。
私の通っている専門学校では毎年の2月ごろに、さまざまな学科のクリエイターによる作品展示を行うクリエイターフェスティバルという行事があります。しかし、今年のクリエターフェスティバルはコロナ感染者の増加により中止され、多くの方に見ていただく機会を失ってしまいました。ですので、このnoteを使って、少しでも多くの方にみていただければ嬉しいです。

ここからが本題です。

修了制作のテーマは大きく、私の地元である「徳島」です。
私は”徳島”という大きなテーマにまず、すだちやゆこう、藍、和三盆などを取り入れたさまざまな案を考えました。修了制作は空想のブランディングのようなモノに近いため、cafeをつくると言った案も考えていました。ですがある日の家族との散歩中、夕方の空に浮かぶ汽車をたまたま見かけました。その時に、汽車だ!と思いました。徳島は唯一電車ではなく汽車しか走っていない都道府県です。そこで、汽車を取り入れた企画を考えることにしました。私はもともと喫茶店巡りが趣味だったためそれと絡ませた企画、「汽車で巡る喫茶の旅」というものに決めました。また、その企画の制作物として主にロゴ、冊子を制作することにしました。企画名は「汽車と喫茶と」です。たくさん考えた末、少し韻を踏んだ響きがいいなと思いこちらに決めました。
汽車で巡るということで規則として、各駅から降車し徒歩で移動可能な距離、徒歩約1km圏内にある喫茶店をピックアップすることとしました。

ロゴについて

ロゴ

こちらが「汽車と喫茶と」のロゴです。
コンセプトは、レトロさとモダンの融合です。真ん中の汽車(機関車)はトンネルから出てきているようなイメージ、文字の入った丸いフォルムは昔からの喫茶店でよく見かける看板をイメージし制作いたしました。全体をモノトーンでまとめたのは、モダンな雰囲気にする、またシンプルさで長く愛されるようなロゴを目指しました。


冊子について

私は、地域のタウン誌のようなものかつ少しシックな冊子を目指しました。冊子作りは、1年生の私にとって良い経験を得られたとともに、とても苦戦するものとなりました。冊子作りといっても、レイアウトやイメージを考えるその工程以前に実際に喫茶店に訪れ、外観や内観、喫茶店でいただくものの撮影、お店の雰囲気を知るというヒアリングのような時間が必要です。ほぼ毎週喫茶店に訪れて冊子作りの素材を集めました。それからは編集作業に入り、地図の作成、写真の編集、文章の作成、レイアウトをしていきました。全て難しい作業でしたが中でもレイアウトは大変でした。感覚では到底できるわけなく、さまざまな雑誌を見てレイアウトを真似してみたり、レイアウトの参考書などで見せ方などを知ったりとなかなか思うように進めませんでした。今の自分ができる最大限のレイアウトでなんとか仕上がりましたが、他の雑誌と比べるとやはり全然違うなと感じます。


入稿について

私は今回初めて自分の力だけで入稿を経験しました。何もかもが初めてのことで、入稿するにあたりデータのまとめ方や送り方など間違っていないか不安で緊張しましたが、無事入稿することができました。そして、今回の冊子はインターネットで紙製品の企画・製造をしてくださる「HAGURUMA」さんというところで入稿し、印刷・製本していただきました。紙の種類や製本方法、製本の際に使う紐などの種類も豊富で、選ぶのもわくわくしましたし、自分好みの雰囲気に近づけることができ、出来上がったものを見たときは本当に嬉しかったです。

*渡す際は裏に手書きで名前を書いています。


最後に

今回の経験を経てたくさんのことを吸収したとともに、まだまだ学ぶことが溢れているなと感じました。グラフィックデザイナーとして活躍できるよう精進していく所存です。長くなってしまいました。。。


ちなみに他にも作りました。手作り感満載ですが。

マッチ箱
缶バッジ

* Instagramも解説しているので喫茶店に興味ある方は是非。
汽車と喫茶と( @kisya_to_kissa_to ) で検索してみてください。


最後までご拝読いただきありがとうございました。


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