BeiGene(百済神州)の紹介

まとめ

・BeiGeneはリンパ腫抗がん剤Brukinsaを開発し、その薬のFDA承認が通った
・先行薬であるImbruvicaは年間2.3億ドルを稼ぐ薬である
・数字の上ではImbruvicaより良い数字を出している
・もしBrukinsaが1億ドルでも稼いでくれるのなら、今のBeiGeneの売上と比較すると、相当なインパクトである
・ただし、「薬、中国ADR」という大きなリスクがある。

補足:私が医療業界を好きだからこれを紹介しているだけで、儲かるという視点では選んでいません。

FDAがBrukinsa(zanubrutinib)リンパ腫抗がん剤、を承認


中国外で行われた治験において84%の患者のリンパ腫に腫瘍減少がみられたとのこと。

既存薬、AbbVie($ABBV)の持つ抗がん剤Imbruvicaより良い数字である


「もしこの数字が本当なら、副作用もImbruvicaと同程度なら、Brukinsaを選ぶ患者が増えるのかもしれない」(下、青ハイライト部分)

Imbruvicaの売上は年間約3.5億ドル

下はROYALTY PHARMA(RPRX)の決算書です。
Imbruvicaは、割と大きな売上を持つ薬です(2022年第1四半期分8,900万ドル)。Brukinsaも同等の売上をもつと仮定すると年間3億ドル稼ぐ薬となる可能性があります。


現在のBeiGeneの売上

まだまだ、利益出せない時期のようです。

ADR株なので政治的リスクがあります。

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