BeiGene(百済神州)の紹介
まとめ
・BeiGeneはリンパ腫抗がん剤Brukinsaを開発し、その薬のFDA承認が通った
・先行薬であるImbruvicaは年間2.3億ドルを稼ぐ薬である
・数字の上ではImbruvicaより良い数字を出している
・もしBrukinsaが1億ドルでも稼いでくれるのなら、今のBeiGeneの売上と比較すると、相当なインパクトである
・ただし、「薬、中国ADR」という大きなリスクがある。
補足:私が医療業界を好きだからこれを紹介しているだけで、儲かるという視点では選んでいません。
FDAがBrukinsa(zanubrutinib)リンパ腫抗がん剤、を承認
![](https://assets.st-note.com/img/1656059603229-ZYyKqzOWjx.png?width=1200)
中国外で行われた治験において84%の患者のリンパ腫に腫瘍減少がみられたとのこと。
![](https://assets.st-note.com/img/1656059707852-CLhAMHfB2C.png?width=1200)
既存薬、AbbVie($ABBV)の持つ抗がん剤Imbruvicaより良い数字である
「もしこの数字が本当なら、副作用もImbruvicaと同程度なら、Brukinsaを選ぶ患者が増えるのかもしれない」(下、青ハイライト部分)
![](https://assets.st-note.com/img/1656060235307-mDhshNtNW3.png?width=1200)
Imbruvicaの売上は年間約3.5億ドル
下はROYALTY PHARMA(RPRX)の決算書です。
Imbruvicaは、割と大きな売上を持つ薬です(2022年第1四半期分8,900万ドル)。Brukinsaも同等の売上をもつと仮定すると年間3億ドル稼ぐ薬となる可能性があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1656061474858-LQKn2Sg4wC.png?width=1200)
現在のBeiGeneの売上
![](https://assets.st-note.com/img/1656061804492-3vTp5bqayo.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1656061843077-djKNVTN2ih.png?width=1200)
まだまだ、利益出せない時期のようです。
ADR株なので政治的リスクがあります。