6777 santec, サンテック、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益が上期で上場以来最高(11月11日決算発表)

まとめ

サンテック社が来期も継続して売上拡大しそうかどうか調べてみた
・結果、来季も会社予想通り、売上、利益好調になる可能性が高いことが確認できた
・会社予想は1ドル135円を想定しているため、為替に大きく左右される

業績ハイライト

下は決算説明書のポイントを切り抜いたものです。

すごくよさそうなことが書いてあります。実績の項目を一つ一つ見てみます

売上高、営業利益、経常利益、当期純利益が上期で上場以来最高


すごく良いすうじに見えます。

細かいことをいうと、営業利益、経常利益、当期純利益について、4-6月期が過去最高であり、今期下がっている。。。

「上期で」上場以来最高というのは4-6、7-9を合計して計算してるのかな。

医療用及び産業用の光測定器の販売好調

下は報告書の切り抜きです。当社は大きく2つの事業「光部品」「光測定」を行っています。前年同期比で大きく伸びたのは、「光測定」、医療用及び産業用の光測定器,+129%です。確かに好調のように見えます。

補足ですが、前期4-6月との比較をみると「光部品」関連事業の売り上げが+42%と伸びています。5G関連の委託研究、データセンタ向けの販売が伸びているとの記述があります。季節性もあるのかもしれません。


昨年買収した2社の業績が寄与

下のハイライト部分に「昨年買収した2社の業績が寄与」との記述があります。詳しく見ていきます

買収した会社の売り上げは2020年時点で年間9億円ぐらいのようです。四半期ごとでは多く見積もっても2-3億程度なのかなと思います。

2021. 10-12月, 売上:2,188(22億円) 
->
2022. 1-3月, 売上:3,070(30億円) 
差は8億円です。うーん計算が合わない。まあJGR Opticsが2020年以降も売り上げを伸ばしていたのかなあ。買収したもう1社のopt testの情報がつかめないけど、そんなに売上あるとは思えない。


為替が円安に推移したことによる損益へのプラス効果

売上48億円のうち、買収した子会社の売り上げ10億円、円安効果7.8億円、であった、とのことです。つまり、買収前、円安になる前の基準、会社部分(2021年前半)の売り上げは
4880-1014-780=3059
です。

前年同期比と比較すると下のようになり+57%の良い数字を出していることが確認できます。

2021. 7-9月 1,947
2022. 7-9月 3,059(子会社、円安の影響を省いた数字)

(3059-1947)/1947=57%

買収前の2021年10-12の業績(下)と比較しても大きく伸びています。
2021. 10-12月, 売上:2,188(22億円)

2023年3月期通期見通し

すごい数字ですなあ。

売り上げ見通し15,200の数字に注目して見てみます。
現在までに合計6675(66億円)の売り上げを上げています。
2022. 4-6月, 売上:3188
2022. 7-9月    売上:3487

2倍すると13350、今の伸びを考えるとこの数字になってもおかしくなさそうです。

追加で株購入しました。



補足:気になる点

①前期と比較すると、営業利益率の数字が下落している。


②「光測定」器関連事業の売上の伸びが鈍化、そして営業利益が前期と比較し減少している(例:831-> 687)

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