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Docusign(ドキュサイン):米国電子署名プラットフォーム提供の株式会社について
はじめに
このnoteの目的は、アフターコロ●株を見つけようと調査するものです。今回ピックアップしたのはDocusignです。次のノートでLyftを取り上げることを予定しています。
米国ワクチン状況(2021.4.11)
下は米国におけるワクチン接種率を示した図です。2021.4.11現在、28.5%です。
ワクチン接種をした人は、CDC(Center of Disease Control)の発表した指針により国内の旅行ができるようになり、外へ出る人数が激増している様です。下はアメリカ統計局が出している米国空港保安検査所を通過した人数を示しています。
もうそろそろ、「ワクチンが広まった世界ではどんなものが売れるのか」、「2020年引きこもりのブーストが切れるのはどの会社か」を考え、株を購入する時期にきていると考えます。
Docusign (ドキュサイン)
文書への承認をオンラインで行えるようにするツールを提供する会社です。オンラインにおける社内文書の承認、社外との契約におけるサインを電子署名によって監査にも対応できるようにしたサービスです。技術的には、暗号通貨にも使われている様な電子的な公証人にシステムを構築し、電子的な書類が確かに書かれた当時のものであることを証明できる様な仕組みを整えています。
みなさんもご存知だと思いますがこういった仕組みは一度導入されるともとにはなかなか戻りません。(日本では弁護士ドットコムが提供するクラウドサインと同じサービスです)。
クラウドサインはきちんと戦略をねらないといけなんじゃないのかなと思っています。インフラオンラインソフトは、①みんなが使っている、②安定している、というのが重要な気がしています。Docusignが豊富な資金で日本カスタマイズし始めたらひとたまりもないんじゃないかなと思います。今はとても業績が良いですがこのままだと一太郎とofficeの関係になるのではないかなーと思っています。
2020年リモートワークによって爆発的に広まり、それ以降定着してしまうだろうと考えたためこの銘柄を選びました。
売上成長率, EPS右肩上がりです。
Net Retention rate(売上継続率)も右上がりです。米国では家を買うための契約、ローン契約などありとあらゆる契約がDocusignによって行われています(下を参照してください)。
Docu決算
下は2021.3.11.に発表された決算です。全て予想を上回る良い数字です。特に上にあるように売上成長率が加速しました。
Docu株価
下にある様に赤線と青線の枠内を行き来している様な株価となっています。テクニカル的にはまだ買い時ではありません。次の決算で、同じ様な売上の伸びを示したら、急上昇すると思います。
同業他社
Identrust, Signix, Secure Signing Limited、Adobeなどまだまだ群雄割拠している状態です(特許ないんでしょうか?)。これらの競合他社については上場していないので売上情報などを得ることができませんでした。Docusignは、shareholder letterにおいてシェア#1と言っています。
Adobe
ほとんどの書類は現状PDFで処理されています。ということはそのプラットフォームの大部分を握るAdobeは潜在的な大きなライバルです。特許関係がどうなっているのか調査できていないのですが、Adobeは今後電子署名にちからを入れてくるはずです。その時にDocusignがどう対抗するのかだと思います。
Adobe vs. Docusign比較サイト:Adobe Sign vs DocuSign
DropboxやZoomのように、Google, Microsoftなどの巨大ユーザーを抱えているところに立ち向かっていっている企業もあります。事務書類ソフトとしてディフェクトスタンダードにどれくらい近づけるのか、2021年、重要な年のかなと思います。決算を注視しようと思います。
私の投資判断
長期に上昇していく銘柄だと思います。4月中旬で上昇する可能性の高い銘柄ではありませんが、段々と、特に次の決算で良い数字を出すと上昇する銘柄だと思います。4月15日に仮想通貨売って,これ買おうと思います。