【第一回本物の臨床部屋】 対診ノウハウ・ギプス動画・エコー
まず前提として、接骨院は骨折に対応できる院である事です。
柔道整復師法第4章 業務 第 17条には「柔道整復師は、医師の同意を得た場合のほか、脱臼又は骨折の患部に施術をしてはならない。ただし、応急手当をする場合は、この限りでない。」と定められています。
噛み砕くと、骨折施術では応急処置は医師の同意がなくとも法律的に業務として認め、その後の施術は同意が絶対条件です。
ちなみに、保険適応しない自費なら自由診療なので骨折施術はしてもいいのか?
ダメです。
たとえ自費施術でも医師同意なしでの骨折施術【後療法】は禁止です。
今回は当院で行っている【骨折の応急処置の対応】の実際の流れを中心に
1.医師連携のメリット
2.紹介書の書き方事例と注意事項
3.一環で巻く足関節キャストシーネ固定法動画と解説
4.固定や松葉づえ免荷を否定される方への対応法
を公開します。
今回のnoteでは本日来院した足関節骨折疑い(接骨院では確定診断できないので)対応中心に公開して、紹介書作成と医師連携のコツ、さらに一環で巻けるキャストシーネ固定奥義の実技動画もみせます。
当院の特徴
2020年業界の閑散期と言われる2月の統計でも骨折患者様は23人来院しました。稼働日が18.5日なので、一日平均1.24人で毎日1人以上骨折患者様が来る平均です。
周辺の医師連携人数も105人を超えて、年間対診紹介数もあまりにも多いので、総合病院からお歳暮が届きます(本当です)
また、地元の総合病院地域連携室も電話で医師へダイレクトにつなげていただき、当接骨院から直接担当整形医師の予約もできるシステムに移行していただいてます。
今ではコンスタントに骨折患者様が来ますが、当院も最初から大勢骨折が来る院でなかったです。コツコツと正しいことをしていく。
いいかえると、
骨折患者様を対診という連携を正しく継続紹介していけば地域の病院とも良好な関係を構築できるということです。
対診が強固になるメリットは計り知れない
まず、連携についてメリットです。これだけのメリットがあり、逆に連携していない事がリスクの面でも怖いし、何より患者様のためにも連携はマストです。
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