肩関節前方脱臼整復法のポイント
スノーエイドゲレンデ接骨院には一院シーズン三か月で66件の脱臼が来院する。
肩関節は39件あり半数以上しめる。
今期も肩関節・肘関節共に脱臼整復率100%であり、エコーや所見で明らかかな複雑骨折を伴う脱臼以外はすべて成功している。
その奥義を一つだけ挙げるとしたら・・・
肩関節脱臼整復率100%そのコツ
【力をいかに抜かせるか】だけ。
■なーんだ、そんな事かー
■もっとすごい事があるかと思ったー
そう思った先生ははっきり言って外傷経験がない人か100件以下の肩関節脱臼整復経験者です。
私も10年以上救急指定病院で脱臼と開業してから14年、ゲレンデの経験と200件以上整復をしてきて分かったことです。
凄く苦労した症例もありますが、今まで私も整復できなかった脱臼はないです。
座位の整復法では解剖を知り、脱臼している関節を頭の中でイメージ出来たら指2本程度で整復できます。
プライバシー・拡散防止のため一般では少ししかあげていませんが、私のセミナーや外傷協会で特定の方だけにあげている座位整復の数々を見た先生はわかると思います。
柔整師の教科書でいまだにコッヘル法が第一選択肢に上がっていること自体が疑問で、今までそんな整復法したこともないですし、医師がしているところを見たことない。
肩外旋して肘を体幹に内転で激痛であり、そのまま外旋したまま挙上って普通の人でも捻じれて不自然な痛みがあるのに脱臼している人がしたら息が止まります(笑)
整復法は何がいいですか?という質問が愚問
これは、状態により使い分けが大切であり、一つにこだわることをしなくていい。かといって多くあっても使わないので、私が推奨するのは3つだけ
肩関節整復法は3つくらいでいい十分
1.0position整復
2.座位整復
3.Stimson法
危険な療法はヒポクラテス法。よくわかっていないトレーナーが踵を入れてガンガンしたけどハマらなかったと、学生が来たとき、烏口突起骨折していた。
踵で無理に押さえつけたことも想定できる。2次災害が怖いです。
この推奨する3つの共通は何でしょうか?
愛護的でほぼ痛みなく整復できる一番患者様に優しい整復法です。
どんな手段をしても整復する事・・というのは自分本位だし、医療人として二流と思います。
患者さんからしたら脱臼自体が激痛であり、当然痛みなく整復したほうがいいし、強引な整復法は2次災害もでる。
何より、そんな事をしなくても整復できる。
強引な整復法は整復するのがゴールであり、
1.いかに痛みなく、2.いかにリスクなく、2.いかに再現性があるか、日々考えていく思考も志向も試行もないから技術は止まる。
日々、痛みなく、無理なく、リスクなく出来るか患者様視点で考えていくと改善点は無数にもなる。
結果、究極の一瞬で整復される座位整復法が完成していてったんですね。
座位整復を見てください⇩⇩
どんな手段でも整復するのが最終目的の先生は、患者様の状況を考えないで、いつも自分のしたい整復法をして、ダメでも強引にやり続けて、最後は損傷するパターン多いです。
力を抜かせる事がいかに難しいかわかりますか?
ZEROposition整復法 2分25秒くらいのところで入る瞬間わかります
相手をリラックスさせるには、自分もリラックスしていて、心に余裕もないといけないし、整復できるという自信もないとだめ
術者の不安と緊張は相手に伝わります。
もし、骨折だったらどうしよう→エコー・所見でほぼ除外できる
もし、整復できなかったらどうしよう→実践不足
もし‥を取るには整復をしても問題ない確信的な根拠と今までどんなイレギラーなものも整復出来てきた100%の自信があれば気持ちに超余裕でできます。
力を抜かせるコツは自分にすべての余裕がなければ絶対できない。
余裕がないと、たとえ言葉は優しくとも顔がこわばっている事あるので注意ですね。
力を上手く抜かすことは単純な声掛けではない事が分かったとおもいます
心に余裕を持つことは、それだけ実績を積み自信を得る必要もあるという事。
今年も雪山で実践の接骨院研修ありますので、是非希望者は参加ください。本物のスキルを持って帰れます!!
スノーエイド募集⇩
http://faaastaid.com/trauma-program1/
外傷協会今後の予定⇩⇩
https://note.com/ohenoki323/n/nde335e5a0093/edit
日本で一番最先端な発信で唯一の柔整外傷が幅広く・深く・実践的に習える外傷協会。ギプス塾OB・会員は全国500人以上
26院が一院億越えの実績あるモンスター集団
ただいま仲間募集10名追加 ※事前入会審査あり
協会facebook https://www.facebook.com/JJTA.co.jp/
協会HP https://www.jjta.jp/
塾長Twitter https://twitter.com/ohenoki323
塾長note https://note.com/ohenoki323