アーチャー伝説インスパイア系「Genius Shooter(天才銃士)」をプレイ
最近のゲームは、全プレイヤーにとって最大の悲劇である「サービス終了」というイベントを覚悟したうえでプレイする必要がある。
特に「基本無料」を謳うゲームであれば、そのタイミングは常に警戒しなくてはならない。(警戒してどうにかなるものでもない)
余程悪質な運営でない限り、ゲーム内アイテムの売り上げが良ければ「サ終」などそうそう起こらないだろうが、インディーズとか弱小メーカーのゲームは強気すぎる価格設定だったり、或いは課金する必要性が全く感じられないようなゲーム性(決して悪い方の意味だけでなく)だったりすることが多く、ユーザー側が早い段階で離れて行ってしまうことが少ないくないのではないか。
そんなことを考えつつも、以下のゲームを楽しくプレイしている。
このゲームにも、前述のような気配が無いとは言えない。PlayStoreのレビュー件数なんかも不安だし、攻略記事や動画なども中国語のもの以外は見かけない。見かけても件数は少ない。
私自身も幾度か悲劇を乗り越えているのだ。犬ほどではないにせよ、多少鼻は効く筈である。
しかし昨日、しっかりとしたアプデがあったのだ。
新機能
1.新しいキャサリンのデビュー
2.ガシャポンマシンイベントを追加
3.新しい無料のカルーセルイベント
4.毎日のストアに更新機能を追加
5.一部のモブとボスは新しいスキルを学びました
6.ゲーム体験を最適化する
7.いくつかのバグを修正
これは存続が期待できるかも知れない!ということで、少しこのゲームについて書いてみることにした。
そもそも日本人プレイヤーなんて存在するのかどうかも怪しいレベルな気がするが、今は何も気にしないことにする。
このゲームはどんなゲームか
システムはアーチャー伝説と良く似たものであり、UIなんて初見なのに見飽きた印象を受けるほどである。
しかしながら、細かいところで気が利いており、多くの部分で差別化が図られているのである。
何はともあれ、まずよくわからない世界観が素晴らしいと思った。
ロード画面からして素晴らしい。
敵キャラクターもプレイアブルキャラクターも個性的なものが多いが、特にこれといって説明はない。
何がどうなってこんなクレイジーな世界になったのか、現時点では一切明かされていない。が、この手のゲームはこれで良いのである。くどくどと背景を説明されたところで、多くの人はスキップしてしまうだろう。
プレイアブルキャラクター
本日のアプデでプレイアブルキャラクターは9体となった。
このうち課金が必要なキャラクターは3体(110円、220円、1,080円)であり、残りの6体はゲーム内通貨(ジェム)もしくは道中ドロップアイテムを収集することでアンロックできる。
たまにではあるが、未開放のキャラクターを試用する機会を得られる。この際に使用感を試してみて、気に入ったら購入を検討すると良いだろう。
あくまで個人的な意見ではあるが、課金しないとアンロックできないキャラクターはそこまで強くない。当然ながら今後の調整でどうなるかはわからないが。
私は左下のキャラクター、イブちゃん(特定アイテム50個収集でアンロック)を使いたくてプレイし始めた。最初から3WAYのレーザーを撃てる上に、それぞれの弾が壁でバウンドする。スキル構成次第では画面が非常にワチャワチャして楽しい。
ところが今は、その隣にいるネコ科のバエク君(4200ジェム)が主力を張っている。2本の細いレーザーを前方に発射するナイスガイだ。弾速も発射レートも申し分ない。
武器はキャラクターに依存しているので、キャラクターを強化すれば武器の威力も勝手に上がる。この辺のシステムは結構気に入っている。
キャラクターの強化
キャラクターの強化には、各キャラクターの欠片とゲーム内マネーが必要だ。キャラクターを強化することで、武器の威力、体力、シールド容量が増加する。
歩行速度は恐らくキャラクター毎に固定されている。
強化を進める毎に要求される素材は増加するが、欠片はランダムドロップであると思われるので、特定のキャラクターを集中的に育てることは難しい。
使わないキャラクターは強化しない方が、ゲーム内通貨の節約にはなる。しかし、キャラクターレベル5と15で全キャラクターに影響するバフを得られる。少なくとも5、可能であれば15まで上げることを目標にしたい。
防具
装備可能な部位は6ヵ所で、全ての装備は全キャラクターで共有する。
同じ防具が3つ揃えば、合成することでレアリティが上昇するという例のシステムが採用されている。
現時点で確認できているレアリティは以下の通り。
普通(白)
優秀(緑)
精良(青)
史詩(紫)
伝説(橙)
精良以上のレアリティには付加属性が付与され、モノによってはかなり強力である。
パーク(スキル)
道中でレベルアップした際に取得できるパークも、面白いものが多い。
他にも似たようなゲームは幾つかプレイしているが、これほど個性的なパークが用意されているゲームには出会っていない。
本家同様、WAVE制のステージやボスラッシュのステージも用意されているので、ステージ構成に合わせてパーク選択をし、ウマ振ることが可能なのだ。
全50面のステージであれば、「クリティカル率成長」などの晩成型パークを選択することで、後半はクリティカル率100%で遊ぶことも可能である。
余裕でクリアできるステージを周回したい場合は、「盤石」や「雄叫」表記のあるパークでサクサク進めるだろう。
選べるパークはランダムに表示される3つから1つを選択するという例のシステムだが、今のところ死にスキルは少ないのではないかと思う。
広告を見ることで、「交換する」ボタンから全とっかえも可能なのは非常によろしい。細かいことではあるが、パークの内容が比較的丁寧に表記されているのも嬉しいポイントだ。
このゲーム特有のシステムである「シールド」という機能を強化するパークもあるのだが、これについては少し弱いかも知れない。
が、この機能についての理解がまだ浅いのと、装備によっては強いという可能性は充分に秘めている。
スーパーウェポン
専用のゲージが溜まると撃てる、必殺技のようなものである。
特定のアイテムを消費することで鍛造可能であり、鍛造した武器を装備することで使用可能になる。装備するとステータスの補正も得られる。
防具と違ってキャラクター毎に装備の設定をする必要がある。
レアリティによる補正値の具合などは調べていないが、強化するなら強そうなものを引いてからの方が良いのではないだろうか。
SSRは当分引ける自信が無いので、私はひとまずSRで進めることにした。
コレクション
敵の図鑑や、撃破数を閲覧可能なコレクション要素…かと思いきや、全然違って非常に重要な要素である。
本家で言うところの「タレント」に当たるものである。
本編プレイ後に、宝箱を獲得する(進行度合いにかかわらず、毎回獲得できる?)。この宝箱には幾つかランクがあり、一番ランクの低いものは3時間で開けられるようになる。
宝箱には特定のタレントを開放するために必要な素材が入っており、この素材を一定数収集することでタレントが解放される。さらに収集することで、タレントのレベルアップも可能だ。
入っている素材はチャプター毎に固定されているので、特定素材を収集するために周回することで、任意のタレントを上げやすくなる。
これはプレイしてみないと感覚を掴みにくい要素であると思われる。
ゲームモード
現時点では3つのモードをプレイできる。
・本編
本家よろしく、本編(?)は通常の表面と、難易度の高い裏面のようなモード(英雄モード)が用意されている。現時点では表が9、裏が6まで公開されている。
・ダンジョン
更に、特定の素材を収集しやすい「ダンジョン」が公開されている。これも本家によく似たシステムである。
一日一回はスタミナ(ピザ)5で突入可能だ。
・闘技場
自分で選択した難易度のステージに突入し、進行度によってポイントが算出される。このポイントでランキングが決まり、その上位何名かが次のリーグに進み…みたいなシステムだと思われる。
このモードではスペシャルウェポンの強化素材や、鍛造に必要なアイテムを収集しやすい。ランキングに興味が無くとも、攻略を進めるのであればプレイすべきであろう。
おわりに
まだまだ書きたいことは沢山ある。
それくらい良くできたゲームだと思うし、ただの模倣ではないなと実感できる。クォータービューアクションで、銃がメイン武装で、ゾンビ(多分)を撃てて、縦持ちのゲームを探している人には手放しにお勧めできる。
この記事が、少しでもこのゲームの布教になれば幸いである。それだけサ終は遠のくのだから…
ちなみに、広告はワンコインで除去できる。