アーチャー伝説(Archero)インスパイア系ゲームあれこれ
コロナの影響もあり、都内から遠く離れた場所で暮らし始めて1ヵ月。
今後も暫くは帰れそうにない情勢の折、普段なら家でプレイしているゲームで遊べない。
仕事用に持ち歩いているSurfaceで派手に遊ぶわけにもいかないので、面白いスマホゲーが無いかとPlaystoreを眺める日々であった。
今の状況にハマるジャンルを整理すると、探すべくは「アーチャー伝説(Archero)」系のゲームであるということになり、そういったゲームを探してみると実に多種多様なゲームが作られていることを知った。
中途半端に広く、概ね浅い攻略状況ではあるが、こんなに短期間で多くのゲームに触れたことが無かったので、折角だから何か書いてみようかなということで書き始めたものである。
従って、多分誰の役にも立たない。
とはいえ、万が一ということもあるので、プレイ継続を断念したものは、その理由なんかも書いた。ただ文句を書き連ねるだけにはせず、何故自分に合わなかったのかを真面目に分析している。
また、プレイに使用している端末はGoogle Pixel 4 XLである。
それではインストールした順に紹介していく。
Impossible Space - Offline Adventure
早期アクセスのゲームを試してみたくてプレイした。
独特のビジュアルや雰囲気で、このジャンルでSFというのが初めてだったので楽しくプレイできた。
しかしながら、どうにもモッサリした動きなのと、プレイヤーの火力がイマイチ(もしくは敵の体力が多い)で爽快感がなかった。
ゲーム自体はしっかり作ってあると思うし、翻訳も頑張ってるので、普通に遊ぶ分には不自由ないと感じた。
このビジュアルであれば、キビキビした動作でガンガン突き進んでみたかったが、何と言っても早期アクセスなので、今後の調整次第だなと思いつつプレイ続行を断念した。
ウェポンマスターズ:ローグライク
結論から言うと、今回紹介する中で一番面白いと思ってるしプレイ時間も長い。プレイも継続している。
最初に選べるのは弓士(アーチャー)で、シナリオを進めることで剣士と魔法使いがアンロックされる。
アンロックの条件はシナリオクリアのみなので、課金どころかゲーム内通貨すら支払う必要がない。これだけでも珍しい感じがする。
シナリオは1-1から7-5までが公開されており、進行状況はそれぞれのキャラクター毎に独立している。これも珍しい感じがする。
そして、ドラッグで敵弾を避けて静止状態で敵を攻撃するという基本操作に加え、フリックによって特殊攻撃を伴う回避行動を取れる点が面白い。更にリソースを消費して発動するスキルも、各キャラ4種類ずつ用意されている。
装備品のランクアップや強化システムも、同じアイテムを重ねるものではない。装備のシステムも面白くて、一定以上のランクになった装備品には、戦闘中に取得するスキルが付く。
最低限欲しいスキルは、装備品だけで揃えることも可能だろう。
タレントと呼ばれるシステムは、同様のシステムが「ゲーム内通貨を支払うことでランダムに開放される」という制度であることが多い中、抽選ではなく任意の順番で取得可能だ。
シーズン課金だけしてみたが、無くてもクリアは可能だろう。前述のシステムも相まって、難易度は低めに感じられる。
装備品や所謂「ジェム」の配布も気前が良く、無課金でも問題なく続けられるゲームになっているのではないだろうか。
公式からの声明はFBで発表されるようだが、もう長い間更新がない。アプリ自体は今月の頭にアプデがあったのだが、先行きは少し不透明かも知れない。
現在もプレイはしているものの、目標が無くなったので「たまに気が向いたら」程度である。しかしそれこそが、こういうゲームの本来の楽しみ方なのではないかとも思う。
アニメっぽいキャラデザも、刺さる人には刺さるのではないだろうか。
アーケードハンター: 剣、銃、そして魔法
敵が硬くてプレイ断念したゲーム。
本家のデザインに少しエッジを立たせたようなビジュアルで、全体的にキレイに纏まってる感はあった。
けれど早い段階から苦労しそうな片鱗が見えてしまったので、あまり長くプレイすることができなかった。
やはりこういったゲームの場合、少なくとも序盤はサクサク進ませてくれないと、長期プレイには繋がらないのではないだろうか。
タンク-戦闘開始
こちらは早期アクセスのゲーム。
自キャラが戦車であるというのが最大のウリなんだと思う。当然敵もそれに合わせて戦車とかロボットとかが出てくるので、グっと来る人は一定数居るんじゃないだろうか。
ボスもメカが出てくるわけだが、中には見覚えのあるデザインのものも…
これ以外に戦車である必然性は特に感じられなかったのが残念ではあったが、チャージショットとかのギミックは新鮮だし面白かった。
もう少しバランス調整が進んだら、改めてプレイしてみたいなと思いつつプレイ継続は断念。
勇者クライシス
リリース直後にプレイしていたゲームで、当時は幾らか課金もした。
当時から協力プレイが実装されていて、フレンドと一緒に遊ぶならコレはお勧めしたい。
シナリオを進めたりプレイヤーレベルで解放される要素が色々あって、純粋なボリュームだけで考えると相当なものだと思う。中にはモブの好感度を上げて伴侶にするというような要素まである。こういう細かいギミックを少しずつこなして、戦力として表示されている数字を眺めるのが好きな人にはハマるゲームではないだろうか。
残念ながらそういう要素が邪魔に感じてしまって、どうしても長く続けることができなかった。
今はどうなってるのかな?と思って再度インストールしてみたが、更に複雑なものになっていたためにプレイは断念した。
ローグレジェンド
このゲームはビジュアル面で非常に賑やかであった。
派手なエフェクトや倒れる敵のモーションなど、細かいところに凝ってるゲームだと思った。
装備確認の画面でさえ、エフェクトがバチバチしていた。
また、国産ゲームのように丁寧なチュートリアル(上画像のキャラが出てきて色々教えてくれる)が用意されており、手間と予算は掛かっていそうな雰囲気である。
こちらも前出の「勇者クライシス」同様、攻略できる(させられる)要素が多そうな雰囲気である。
面白そうな要素は色々あるのだが、何しろエフェクトが派手で目が痛い。戦闘中のSSは用意できていないのだが、避けるべき弾も見づらくてギブアップしてしまった。
最初のステージさえクリアすることなく、プレイ断念となった…。
天才銃士
何故だか白々しいくらいアメリカンな雰囲気のゲーム。初期キャラは西部劇に出てきそうなガンマンだし、スタミナの表示はピザである。
フットボールを投げてくる敵、バットでボールを打ってくる敵、注射器を投げてくるナース、日本刀で突進してくるセーラー服、頭だけのウサギに卵を投げてくるニワトリ…胸やけしそうな世界観ではあるが、そういうイカレた雰囲気が好きな人にはウケるであろう。
ゲームシステムはオーソドックスであるが、道中のレベルアップ時に選択するスキルが結構面白い。
最初の一発だけ強化されるというような限定的なスキルがあると思えば、レベルに比例してステータスを上げるというような長期的なスキルもある。
特にこの「弾薬のスター」が気に入っていて、この手のゲームでは敬遠しがち或いは特定の状況でしか役に立たないことが多い属性弾を活かすスキルになっている。
このような、「一見すると使えなさそうな要素が、工夫次第で使い方を見つけられる」という可能性を感じさせるゲームデザインは、好きな人も多いのではないだろうか。
これも結局終盤になれば「特定のスキル以外不要」という風になるのかも知れないが、それも調整次第でどうとでもなるだろう。これは最近のゲームの長所であり短所でもあるが、少なくともこのゲームは、前向きに捉えてプレイしてみようかなと思えるゲームであった。
ワンコイン程度で広告除去ができるので、それだけ課金して継続プレイしている。
難点としては、武器がキャラクターに依存しているというところ。
キャラクターをアンロックしないと好きな武器を使えないし、強化しないとアンロックしたキャラクターは活躍できない。アンロック方法はキャラクターによるので、人によっては影響のない難点かとは思う。
プレイを繰り返せばビームを撃てるキャラクターはアンロックできる模様なので、そこまでは頑張ろうと思う次第である。
Spacelanders: 3D Sci-Fi Shooter RPG
このゲームが一番新鮮だった。
家に帰れたら最初にプレイしたいゲームである「ALIENATION」に雰囲気が近くて、ウロウロしてるだけでグっとくるエフェクトや動作を垣間見ることができる。
残念ながら日本語には対応していないのだが、追加される日を信じてプレイしていきたい。
このゲームを見つけたことで、この記事を書くことを決意した。
本家
もうリリースしてから3年くらい経ってるような気がするのだが、1周年記念イベントをやっている。
「記念イベントを最後に更新がストップしたのかな?」と本気で思った。
去年リリースされたゲームだとは本気で信じられない。それくらい多くの「インスパイア系」が誕生している。
このゲームもリリース直後にプレイしていて、数百円程度は課金した筈である。その後お決まりの場所で詰まって(チャプター7あたりだったかな?)、そこを乗り越えたあたりから段々と情熱が薄れていったのを覚えている。確か新しいキャラクターが追加される前だった筈だ。
何やら協力プレイも実装されたということなので、久々にプレイしてみた。
ここまで進んだが、この先は強化が進まないと厳しそうである。
折角のアニバーサリーだし、本家に戻るのも良いのではないかと思っていたのだが、他のゲームをプレイした後だと、やはり細かい部分が気になってしまう。
まずタレントがランダムな点。タレントの種類自体が増えているのだから、もう自由に選ばせてくれても良いのではないかと思ってしまう。
そして相変わらずの雑な翻訳やヒーローの割高感。この辺は復帰勢ならではの感想なのかもしれない。不満に思う人は辞めてるだろうし。
されど本家は本家。
このジャンルを築いたゲームであるわけだから、やはり偉大なものなのである。
規制対象になってしまう可能性はあるようだが……
おわりに
書いてみたら、思ったよりもプレイしたタイトルは少なかった。
それでも隙間時間にこれだけ多くのタイトルをプレイして比較できるというのは、とんでもないことである。
100円玉を握りしめてゲームセンターへ行かずとも、或いは重たいハードと嵩張るソフトを引っ張り出して来ずとも、手元の端末からは星の数ほどのゲームにアクセスできてしまうのである。
多くのデベロッパーに感謝するとともに、無料で遊べることが当たり前のような意識になりつつあることが、改めて恐ろしくそして申し訳なく感じた。
何の話だかよくわからなくなってしまったが、当たり前のようにゲームで遊べるということ自体が幸せであるという思いが、この記事の根底にあるのだ。
(誰に何と言われようと、そうなのだ!)