散歩とまるパン
2024-09-04
朝起きたとき部屋が薄暗くて、季節が移ったんだなと思った。昨日はシステム監視で遅くに寝たので、ほんとうはもう少し寝ているつもりだったのだが、夢見が悪かったのもあって起きることにした。声を荒げて怒る夢だった。夢と認識していて、夢の中だからと思うままに怒鳴りつけていた。すっきりするかと思ったが、罪悪感と後悔が残るばかりだった。
冷たい水を飲む。昨晩の残りのスープをあたためて、窓を開ける。肌寒いくらいの風が部屋に吹き込んだ。驚いた、もう冷房がいらない季節になったのだ。うれしくなる。スープを飲み干して、散歩に出た。涼しい。湿度もなく日差しも強くなく、快適。気持ち大きめに腕を振って歩く。大きめの公園で、犬とひとが円を描くように立ち話している。犬もひとも嬉しそうに見える。リードを握る男女が、すっかり涼しくなったねと会話している。わかります、と心のなかでつぶやいた。
適当に仕事をこなした夜、はるあんちゃんのレシピを参考にしてまるパンをつくった。安く手に入った生バジルを練り込んだ。手順も発酵の時間も少ない簡単なパンなのに、きれいに焼けて良かった。
