かみあっていないね - 話のスピード感 -

「かみあっていないね」

テレビを観ながら、家族は言った。

そこには、ゆったりと話す方と、ややはやくしゃべる方が、話をしている様子が映っていた。

「そお?」

私には、あまりわからなかった。

家族によると、ゆったりと話す人は、はやくしゃべる人への返答が、少しずれている、というのだった。


私には、ゆったりと話す人の言いたい意味はなんとなく伝わるし、はやくしゃべる人の気持ちもなんとなく伝わった気がていした。

ゆったりと話す人は、一つ一つ丁寧に、自分の心の価値観と照らし合わせながら、相手に合うように、言葉を選んでいるように思えた。

はやくしゃべる人は、その場を楽しい雰囲気にしようとしつつ、話の流れがスムーズに目的地へ向かいつつ、話を広げようと、心がけているように思えた。


確かに、途中で「ん?」となり、ひっかかる会話も出てくる。

ただ、それはそれで、心地よいこともある。


私個人は、ただただ、はやくスムーズに流れるような会話よりも、ゆっくりとした話し方がベースなのが、好きです。それでかつ、緩急があるというのでしょうか、途中でとまったり、なだらかになったり、ポンと驚いたり、流れが急になったり、そういうのがランダムにおこるような感じの方が、聞いていていいなと思います。


はやすぎると、ついていけません。(お笑いのとか、たまにわからなくなります)

おそすぎると、ねむくなります。(ねむくなる先生の授業ありました)

だから、ちょうどよくブレンドされた感が、聞く分には、いいなと思います。


ところで、たまに、はやくしゃべる人が、ゆっくりと話す人をこばかに笑うような笑い方に見受けられることも感じたことがありましたが、それは、こばかにしている方が安っぽくみえるので、あーあ。とがっかりします。


一番心地よいのは、お互いに相手へ心遣いをしあっていると、伝わってくる会話です。

話すスピードのおそいはやいは、関係なく、お互いに尊敬しあって、歩み寄っている、優しい関係が、伝わってくる会話が、好きです。


ちなみに私は、口下手のゆったりと話すタイプです。たまにスイッチが入ると、たくさんしゃべってしまうこともありますけれどもね。

私自身も、相手への心遣いを意識しながら、会話を練習していきたいです。

どうもありがとうございました。



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