詩をいくつ(四行の詩)1~27番作品集(2022年分)

あいさつ

おはようございます。

おはようよねちゃんです。

気が向いたときに四行の詩を作っております。

楽しんでもらえたら嬉しいです。


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詩をいくつ作品集(1~27番)(2022年分)


2022年1月18日朝(27番)

朝を数えて

もうすぐ明ける夜に 真っ暗闇が冷たく静か

冷えたつまさきと 時の流れは静か……

昨日の朝は 昨年の朝は 十年前の朝は どんなだったろう

思考回路は時の欠片を巡っている また一つ加わる朝を数えて


2022年1月17日朝(26番)

オリオン座

オリオン座の横たわり昇ってくるのが見えますよ

あの十何年前に友と見た星の姿と同じです

あの十何年の間にも星は光り続けていたのですね

あの十何年の時を私たちは生きて来たのですね


2022年1月15日夕方(25番)

なんの夢みる

青い空には 冬の木の枝

広げてるのは 春の夢

ポカポカ ポカポカ 窓辺でポヤン

ポカポカ ルンルン なんの夢みる



こちらの詩は少し変えて朗読もしました。


2022年1月14日朝(23~24番)

仕事へ

電車に揺られ今日も仕事へ

行けることにも感謝なのだが

ああねむい ああのびしよう

電車に揺られ今日もがんばろ


地下鉄の窓

地下鉄の窓 真っ暗な窓

私が映る 不思議な窓に

ガタゴトガタゴト かき消してよ

良い思いだけ 乗せていってはくれませんか


2022年1月13日朝(22番)

どっちへいこう

優しい心 木々のざわめき

木漏れ日は手招きをして

二つの道の

どっちへいこう?


2022年1月11日朝(20~21番)

雨の夜の明けかた

冷たい雨の夜の明けかたを探す

冬の雨 冬の気持ち 冬の夜

冷たさの中 傘の中にて

貴方を想えば 雨の夜の明けかた


冬の夜の雨

冬の夜 雨の匂いはじんわりと

傘の音はパチパチと

夜の木の影や 街灯の雨の光や

マフラーと あ、手袋を忘れた


2022年1月10日夜(19番)

星の夜を美しくする者

大空は夜 小さな星が

ひとつ ふたつ 満天……

星の光は夜を美しくして

闇は星の光を美しくした


こちらの詩は朗読もしました。

こちらの詩はつくる様子を音声にしました。


2022年1月10日朝(18番)

冬の木

寒い風ふく 朝の散歩道

木の枝は空をつたい 根は土に大地に地球に

春の来るなんて 本当かしら

それでも信じているとね 冬も楽しいよ


2022年1月8日朝(17番)

星の灯る

手袋をこすりフと見上げると小さな光

星の灯る 遠い夜空に

星を見つめてフと思い出す小さな思い

星の灯る 遠い記憶に


2022年1月7日朝(15~16番)

氷の世界

雪の白はきらきらと 街路樹につもる

夜空は静かに 冷たさは闇に光る

足元をそろりそろりと歩くと

駅へゆく道は 不思議な氷の世界になる


ホロロ

夜明け前の駅には寒さ 凍った雪

地下鉄駅に潜り込み 電車にゆられゆられては

かじかんだ手のホロロゆるんでゆくよ

この感触は 冬の良いところだね


2022年1月6日朝(13~14番)

後まわしにしておいた宿題

笑うテレビの団らんの頃 さて次は何を観ようかな

宿題は終わったの? と母が聞いたから 生返事しておいた宿題は そのまんま

時の経ち大人になった私に 後まわしにしておいた宿題は

今も同じ私のやり方 そのまんまだねって 笑ってた


小さな門松

玄関の小さな門松に迎えられて母の家

母の喜んだ笑顔にごあいさつ

今日は酔っぱらいすぎだよ、お母さん

今年もよろしくお願いいたします


2022年1月4日朝(10~12番)

年始と仕事

仕事のはじまる朝に

気合いをいれてみようか と迷う

細く長くでも

力まず行こうかな


鏡の私と目があって照れくさくって鼻をかく

今朝もボンヤリしてますなぁ あなたもね

そのマフラーお似合いですよ あなたもね

ニッコリほほ笑みの練習 あなたもねって いってらっしゃい


冬の特権

暗い道行く もうすぐ夜明け

手袋の上からさす冷たさよ 曇る眼鏡は白くなる

もうすぐ夜明け もう少ししたら春 そう言い聞かせ

このワクワク感は 冬の特権だね


2022年1月3日朝(9番)

主人公

小さな本を開く一月二日の朝

本の中にはハツラツの凛々しいキミが笑っている

私もハツラツ笑えれば 優しさをもてれば

本を閉じれば 次の主人公は私の番


2022年1月2日朝2(5~8番)

珈琲時間

飲み終えた珈琲の模様

時間は余りを揺らめかせ

思い出とか未来とか夢とか

珈琲の模様と共鳴しているね


美しいもの

磨りガラスの幾何学模様に

午前の光は透かされて

美しい音楽に溶けてゆく時

ゆっくり ゆっくり キラキラ キララ


きみのほほ笑み

しょんぼりした日の きみのほほ笑み

いつもと同じ きみのほほ笑み

しょんぼりさんは ほほ笑みさんへ 変わっていったよ

気がつくと そばに きみのほほ笑み


新年の目標

夢や目標を大きな凧にして

大きな青空へ上げてみて

届くかな 大空へ

届くかな 大きな夢へ


2022年1月2日朝1(2~4番)

叩かないでおくれ

叩かないでおくれ

誰にも叩く権利はないよ

それは自分自身にも、自分を叩く権利はないよ

ほら、仲直りしよう ほら、大丈夫さ


初夢

ぼんやり初夢は優しくて 目覚めると

好きなことをよそみしないでやりなさいって いって ふぅと薄れる

初夢は 私の味方になってくれてるのに

私は 私の味方でいてくれますか?


初夢は

君に問う今年の初夢

初夢は見たけど忘れたなあ て宙をながめて

ぼーと生きてる そして微笑む

そんな君は君らしい


2022年1月1日朝(1番)

お正月

お雑煮ふたつ おせちをみっつ

美味しいお餅はひとつずつ

笑顔はいっぱい幸いっぱいを

どうぞ今年もよろしくです



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