隣の仕合わせ

となりのしあわせ

きのうの　みちはまだ

ほんのり　したまま

ありがとう　って　なんてね

きれいな　まちをでた

ことなった　かんかくは

こころの　かんかくに

そろった　ゆびさきを

つめたく　しみこませる

こいした　ことなんてどうでもいいよ

いまはただ　あいしてると

ききたかった　ひびが　あるだけ

きみのしあわせを

ねがうよ

うわべ　じゃなくてさ

こころからの　あいが

きみのてのひらに　たしかに

ありますように

きみの　しあわせ　を

……

ねえ

となりの　しあわせ　を

ねがうひびには

しぜんに　ほほえみこぼれるのかな

こんな　かなしみも　くやしさも

さびしさも　ぜんぶ

なくなってくれる　の　かな

しあわせ　の　かけら　を

どうか　みつけてね

きみの　しあわせ　を

……

あしたの　まちには

ただもう　ひろく

きのうを　せに

そっと　てらしだす　あさのひかりが　ある

きみの　しあわせ　を

となりの　しあわせ　を

隣の仕合わせ

昨日の道は未だ　ホンノリしたまま
有難うって何てね　綺麗な街を出た

異なった感覚は　心の間隔に
揃った指先を　冷たく沁み込ませる

恋した　事何てどうでも良いよ
今は只愛してると　聞きたかった日々が在るだけ

君の仕合せを　願うよ

上辺じゃ無くてさ　心からの愛が
君の掌に確かに有ります様に

君の仕合せを……

ねえ隣の仕合せを　願う日々には
自然に微笑み零れるのかな

こんな悲しみも悔しさも寂しさも全部
無くなってくれるのかな

仕合せの欠片を　どうか見付けてね

君の仕合せを……

明日の街には　只もう広く
昨日を背に　そっと照らし出す朝の光がある

君の仕合せを
隣の仕合せを

#隣の仕合わせ