9/27
気付いたことがひとつあった。
この日記のサムネイル画像が、少しずつ変化してる。
9月初旬はモノクロに近い画像が多い。思えば、結構不調な日も多かった。最近は明るい色のものが増えてきている。内容が連休やポケモンの話ばかりだからかもしれないけど…。
日記をつけることによって、なんとなく自分の傾向が掴めるようになったら何かに役立つかも。…何に?
最近寝不足で本当に良くない。
特に問題は抱えていない。でもなぜか「まだ寝たくない」という気持ちがある。何か目的があって寝ないのではなく、寝ないこと自体が目的になっている。そもそも、寝るのは好きだけどそれは時間を気にせずだらだらしたいということであって「翌朝7時に起きなければいけない睡眠」はしたくない。もっと晴れやかな気持ちで眠りにつきたくて、足掻いてしまうのかも。
翌日が休みの方がかえって眠くなって早く寝てしまうことが多いし、これは意外と当たっていたりして。自分の行動の原因って自分でもよく分からないけど、その正体は意外としょうもなくて非合理的な気がする。
結構前のことだけど、たまたまテレビを付けたら星新一のショートショートのドラマをやっていた。マンションかアパートのワンフロアが舞台で、隣り合った部屋にいろいろな事情を抱えた人たちが住んでいる。そしてどの部屋にも○○サービスみたいな名前の、注文を聞いて品を部屋に出現させる端末が置いてあり、部屋の住人はそれぞれの求めるものを注文するのだが…。というような内容。
あまり説明のないドラマなので、脈絡が無い、というかよく掴めず、最初は何を見せられているかよくわからなかった。各部屋のストーリーがどこかで偶然交差するような話かな?と予想したが自分がイメージしていたものとは少し違った。この意表をつかれる感じとそれでいて王道の展開でもありちょっと皮肉めいててクスっとできる部分が、いかにも星新一らしいと思った。どれくらい原作準拠なのか分からないけど…。
星新一のショートショートを実写化するというのは面白い試みだけど、個人的にはもともとの小説やアニメーションのほうが表現方法としては適しているように思う。
よく「星新一の世界観は不気味」という表現もされるけど、それは恐怖というよりは違和感に近い不気味さだと思っている。一見するとシンプルな図形で構成されたような世界で、まるで絵本や作り話の中の出来事かのような(N氏とかS博士とかも現実っぽさがない)のに、そこで繰り広げられるストーリーだけがやけに現実味・人間味を帯びているからだ。
そしてそれをドラマチックに書きすぎない。「しかし実験は成功していたのである。つまりS博士はとんだ勘違いを起こして、わざわざ大金をつぎ込んで作ったロボットを自ら粉々に破壊してしまったというわけだ。」みたいな淡々とした語り口調が、読者を変に感情移入させていないようにも思う。
それを表現するには、実写の映像はあまりに現実感が強すぎる。部屋や小物はできる限り簡素にしてあったけど、それでも、曖昧でいい部分のディティールが細かくなってしまって、ノイズになりやすい。その点で文章やアニメーションは必要な情報だけを出力できる。見る者にあえて情報を与えない、ということができる。
でも実写であることにより生まれる違和感もある。例えば、ドラマでは登場人物が何かやっている後ろの窓から外の景色が伺えて、そこには空を飛ぶ車や円盤みたいなものが映り込んでいた。あるいは急に部屋に現れる謎の物体のように、あまりに現実味のないものや馴染みのないものが見慣れた光景の中にある様は強烈な違和感を生む。
私の思う星新一の世界観と違うだけで、これはこれで面白いなとも思うし、こっちのほうが自分のイメージには近いという人もいるかもしれない。
定期的にやっているのか、特別企画なのか分からないけど、また機会があれば他の話のドラマも見てみたいな。
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