1年生の担任をやってみて
もうすぐ年度も終わるので、所感をば、と思う。
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アルバイトの4時間シフトでも憂鬱だったのに、社会人なんかやっていけるのだろうかという不安からスタートした1年だった。
実際やってみると、普通に無理だということがわかった。普通に毎日やめたいと思いながら働いている。
大した学級経営の芯もないし、こだわりもないのだが、1年やってみて大切だと思ったことはある。
残しておいて、次年度以降も生かしていきたい。
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①休み時間は子どもと遊ぶ
若いうちはとりあえずこれをやっておけばいいということがわかった。一緒に遊ぶと、子どもたちは私のことを大好きになってくれる。これだけで信頼関係を築くことができる。基本的に学級担任と1日過ごすことになるので、このことはものすごく大きい。
1年生の保護者が不安感を払拭する手立てとして、子どもの口から「学校が楽しい。」と言わせる、ということがある。ついでに「先生も一緒に遊んでくれる。」とかなんとか言っておいてくれると、私の株も上がる。
さらに、交友関係も把握することができる。個人懇談で、保護者から「うちの子は誰と一緒に遊んでいるのか」という質問を多くされた。保護者のこうした疑問を解決することにも役立つ。また遊びの中で見せる子どもの顔を見ておくのも大切なことだと感じた。
②教室内の整理整頓をする
教室内が散らかっていると、単に私がムカつくので、意識的に時間を取って行っている。
週に1回5分程度で、お道具箱の中身やロッカー周りなどの整理をさせている。教室内の環境が整うと、比較的子どもたちも落ち着く印象がある。
いらないものはどんどん捨てて、すっきりさせていきたい。
③読み聞かせをする
隙あらば絵本の読み聞かせをしていた。1年生だとかなり集中して聞くし、物語の世界にも興味を持ってくれる。司書の先生にも毎時間していただいていたし、英語活動の際にもALTに読み聞かせをしてもらった。
単に「静かにしましょう。」「お友だちのお話を聞きましょう。」では、中々子どもたちも身に入らないときがある。しんと静まった空間に慣れる意味でも、読み聞かせは有効だと思った。
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普通にやめたいとは思っているものの、毎日のように「先生大好き」「来年も先生が良い」などと言われるとやはり嬉しいもので、とりあえず来年は続ける。
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