見出し画像

やる気がない日の朝ごはん▪︎文


おはようございます。
昨日はどっぷり休んだ、
その翌日、今日。

やる気も、元気も、
満ち満ちているわけでもない。
どちらかといえばない方。
でも昨日よりはある。
ちょっとずつ、
やることやろう。
本当はぜんぶ自分のためにやってたはずなのに
自分のためだからこそ、
やらなきゃ、が強まってたり、
いつのまにか主語が自分以外になってたり。

とりあえず
昨日の鬱々としたものが
どっぷり染み込んだシーツを洗濯したい。
天気がいいから、お外に干そう。

洗濯を回す間、どうしようかな。

ふと
昨日の残りのお味噌汁があることを思い出した。
すっかり忘れていた。
ごめんね。
冷凍庫に白ごはんもあるから、
解凍して一緒に食べよう。

いつも、
冷凍ごはんは、お茶碗に盛った時に
見栄えがいい方が気分がいいからって
ほぐしてふわっとさせるんだけど、
今日は、
なんだかめんどくさいなで
それもしなかった。
かたまりのまま、どーん。
温め直したにんじんの葉とわさび菜のお味噌汁に
ごまペーストをぽとり。

いただきます。

太陽の光がテーブルに差し込んで
適当に用意された、今の最大限の朝食を照らす。
うつくしい。
ごはんがかたまりで在ったって、うつくしい。

ゆっくりじわじわと味わう。
白ごはんって、甘いよなあ
と久しぶりに思った。
お味噌汁も味噌と甘酒しか入れてないけど、
結構おいしい。
お味噌汁に入れた葉の切り方が大まかすぎて、
口に入れる時にちょっと気になる。
も〜、しっかりしてよ、
という気持ちになる。
でも、
昨日は、それだけ余裕がなかったんだなと思う。
それでも生存しようとしていたね。
えらいね、よくがんばったね。
ありがとうね。

きっと、未来の私からみたら、
今の私も生存しようとがんばっていることになるんだと思う。
いつだってそう。

残りちょっとのお味噌に浮かぶ粒々たちに宇宙をみる。
私は私のこういうところが好きだよ、と思う。

わかりやすいやる気はなくても、
みなぎるような元気がなくても、
自分を生きる気はいつだってあるんじゃないかな。
わかりにくくても
微かに流れる川みたいに
ずっと私の中に流れているもの。
そんな気がした。

いいなと思ったら応援しよう!