わたしのさ
このかなしみは
どこにも行けなくて
ただ、
ただ、泣いている
それだけ
どこかに行きたいのか
と問われると
そうでもなくて
それはそれで
また、
さみしくて
ただ、泣いている
また、泣いている
それだけ
ただ、ただ
泣いている
ありのままに
泣いている
わたしの悲しみと
あなたの悲しみは
ほんとうに
出会うことは
ほんとうのところでは
きっとなくて
出会った気になっては
また
泣いている
そのことに
気づいては
また
泣いている
泣いては
積もることすらない
液体を
平たく流している
それをみて
ただ、
泣いてる
今
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