サーファーのように波に乗ってできる事を探しているよ
整形リハビリの仕事を何年もしていると、時期によって体の治り具合が違うのに気付きます。
寒くなるにつれて整形外科疾患を良くしていくのは、暖かくなっていくときより難しいなと感じます。
きっと体が冬籠りに向けて変化を嫌うのでしょう。
細胞膜も脂質・蛋白分子の組み合わせですから暖かい方が流動的なのだと思います。
料理で見る、食材を温めてふにゃり、と似たようなものです。
人の体は恒常性があって体温は一定なのですが、外界との境目では温度や水分の押し引きがあるはずです。
気温が低くなっていく過程では、動物は守りの態勢を強めていくのだと思います。
人のバイオリズムはさまざまな影響を受けてなかなか複雑です。
リズムとボリュームが違う波がいくつも重なり、一つの総合的な波をつくっています。
僕らはこれを「調子」と言っています。
波は繰り返される動きです。
体の内の動きを見ると個々の呼吸や循環、代謝もありますが、感じられないようなもっと小さい細胞分裂やガスの受け渡し、DNAの複製だってあります。
一方、外を見ると今日の天気から、大きいなら四季、大気の循環、自転や公転、太陽系惑星の引力関係まで想像できますね!
今のは物質的な話で、他の視点では家族関係、人間関係、国際経済状況、読んだ本、拡散された情報、トレンド、人々の行動規範…キリがありません。
波は常に合流し、僕らの船を揺らします。
それで知覚できる情報や言語化して仕入れられる情報を組み合わせて、今・ここで何が起きているか、推察しながら人を見ていく…
人の調子の波に乗りながら、手助けできる所を探してゆく。
サーファーだ!わいはサーファーなんや(なぜか関西弁)!
我ながら楽しい仕事をしているなー、と思ってたらそういうことだったのでした!
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