映画のテーマパーク「USJ」
どうも、久しぶりにnote書きたいなという気持ちと、USJ行きたいという欲望から記事を書いる次第です。
ディズニー、USJ中心にテーマパークが好き(自称テーマパークヲタ(といえるほどの知識はないですが…))なのですが、卒業シーズンで、USJに行っている人がちらほらと見受けられ、東京在住民としては行きたくなるので、それを抑するために超「基本中のき」の知識だとは思いますが、ちょこちょこと書かせてください。
また前述の通り、基本的なお話なので、USJ詳しい人は見ないでください。新しく得られる知識はないと思います。あまり詳しくない人に対してもこんな見方で楽しんでくれるとより面白いということで書いてるので。
USJのテーマ
まず、USJは(一応元々は)「映画の撮影スタジオのテーマパーク」(「元々は」と書いた通り、2004年に事実上の経営破綻しており、そこから方向転換して、ユニバーサルワンダーランドやクールジャパンなど現在「テーマ」は迷走してる感じもしますが…)
なので、その名残というか、映画のセットを再現している部分が数多く再現されていたりするんですね。
っとその前に、そもそものUSJの歴史について簡単に。
USJは元々アメリカのユニバーサルスタジオハリウッドから始まってます。そもそもこのテーマパークは皆さんもよくご存じ映画配給会社「ユニバーサルスタジオ」が実際の映画の撮影スタジオで使われている技術を知ってもらうためにも一般公開しようということからできたテーマパークです。その名残からユニバーサルスタジオハリウッドの目玉アトラクションといえば、「Studio Tour」。これは当然ながらユニバーサルスタジオハリウッドにしかなく、実際に使われた(使われている)撮影のセットをトラムというバスで回るアトラクション。運がよければ実際の撮影が見れたり、VIP Experienceというので入場すると、あの名作「バックトゥザフューチャー」で使われた時計台(今は火事があったり、別の映画で使われたりとかなり雰囲気は変わっていますが、地形は全く同じなので、少し感じられるものはあるかと。)が見れたりします。(下の写真はトム・クルーズ主演映画「宇宙戦争」で実際に使われたセット。ここも通過します。(僕がハリウッド一人旅したときの写真))
これが延長して、現在のような「映画のセットのテーマパーク」が確立したわけです。
そして2001年にユニバーサルスタジオジャパン(USJ)が開業。しかし映画のテーマパークというのが特に日本人に根付かなかったということもあり、客足は落ちる一方。そこでCMO(Cheif Marketing Officer)として森岡さんを呼んで、子供向けのユニバーサルワンダーランド作ったり、某なんとかドリームザライドを逆向きで走らせたり、クールジャパンやったりして、そこで得た資金でウィザーディング・ワールド・オブ・ハリーポッターを作ったりと躍進したってやつです。最近だと2015年にユニバーサルスタジオの親会社であるコムキャストがUSJを買収し、上記でも述べたハリーポッターに加え、ミニオン、おさるのジョージ、直近だと映画Singのアトラクションが作られるなどとまた映画のテーマパークに戻りつつある感じですね。
USJのこだわりー書き割りー
USJは「映画の"セット"のテーマパーク」といったように、もちろん広義に言えば映画のテーマパークなのですが、様々なところに映画のセットが再現されています。全部は厳しい部分あるので、有名なところをすこし。
まずは、書き割りのお話。これは有名ですね。映画の製作では(特にハリウッドでは)、実際に建物を建てて撮影するということがしばしばあります。そのため、よくよく建物を見てみると、建物にもかかわらず、めちゃくちゃ薄っぺらかったり、裏側に回ると鉄骨が見えていたりと非常に面白いです。
しかし、すべてをすべて建てているようではどうしても撮影費用がかさんでしまいます。そこで、「書き割り」。これは建物を建てるのではなく、奥のほうの建物は平らな壁を立てて絵を描き、建物が建っているかのようにだます技術です。USJでの書き割りといったら、下の画像。多分有名なのでどこだか分かると思いますが、道の突き当りの建物、正面の建物とその両サイドの建物は絵です。(ちなみに話が逸れますが、正面の建物はゴーストバスターズで登場したニューヨーク市立図書館をイメージしたもの。映画の初めのほうで最初にゴーストが出現したところ(だったはず)、こんな感じで、USJにも有名映画で出てきた建物などが再現されてたりします。これを「セットファサード」といいます。「USJ セットファサード」で検索するとおもしろいかも?ちなみに下の写真の中にも映画スーパーマンで出てきた、主人公が勤める新聞社のセットもあったりなかったり。ググったりして探してみてください。)
↓裏側
これは当然ハリウッドのほうでもあり、前述の「Studio Tour」でも見ることができます。そして、上の書き割りをうまく撮るためには、スイートスポットなるものがあります。映画のセットでは、撮影するカメラの画角内にビジュアルがちゃんとはいればよく、正直後はどうでもよいため、書き割りも、他の場所からは明らかに絵だと分かっても、ある場所から撮影すると建物か絵か見分けがつかなければよいわけであって。
そのスイートスポットなる場所が、ターミネーター2:3D(通称T2:3D)の正面にあるSTOPの停止線の場所。まさにそのスイートスポットからとったのが上の上の写真。何も知らない人が見れば、何の変哲もなく見えると思います。しかも一瞬しか映らないとかならなおさら。
昔はユニバーサルモンスターライブロックンロールショー(通称:ユニモン)の上部、現在はハリウッドドリームザライド(通称ハリドリ)のコースの部分とか、インスタ映えの聖地となりつつある芝生の広場のグラマシーパークあたりにもあったんですが、ハリドリ建設や、ステージ建設で消えましたね。
という感じで、書き割り以外にもエイジングやセットファサード、各エリアのBGSなどについても面白いんですが、長くなるのでここらへんで。
ちなみにセットファサードについては時間があるときにここのブログとか参考にさせているので、興味ある人はお勧めします。
また書きたいときに軽く書きます。
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