創業計画|SWOT分析&3C分析でビジネスプランを磨こう!
SWOT分析&3C分析でビジネスプランを磨こう!
おはようございます!
税理士の大橋弘明です。
これから起業を考えているみなさんには、
きっと素晴らしいビジネスアイデアが
あるはずです。
でも、そのアイディアを実現するには、
戦略的な計画が欠かせません。
「どうすれば成功できるのか?」
「自分のビジネスをどう成長させるのか?」
そうした疑問に答えるのが、
今回ご紹介するSWOT分析と3C分析、
そしてそれらを統合するクロスSWOT分析です。
これらの分析手法を使いこなすことで、
ビジネスの課題とチャンスがより鮮明になり、
成功への道筋が描けるようになります。
さあ、あなたのビジネスプランを
最強のものにしていきましょう!
1. SWOT分析:まずは「外部環境」から未来を描こう
SWOT分析とは、
ビジネスの
強み(Strengths)、
弱み(Weaknesses)、
機会(Opportunities)、
脅威(Threats)を整理して、
どのような戦略を立てるべきかを
考えるためのフレームワークです。
ここで大切なのは、
最初に外部環境(OT)から分析を
始めることです。
なぜ外部環境(OT)を先に見るの?
外部環境を先に理解することで、
市場や競合、顧客ニーズなどの全体像を把握し、
自社がどこで勝負すべきかがわかります。
これにより、
自社の強みと弱みが
外部環境にどう影響するかを的確に判断でき、
現実的な戦略を立てやすくなります。
SWOT分析の進め方
美容エステサロンのSWOT分析例
機会:オーガニックやエコ製品の需要が高まりつつある。
脅威:大手サロンの価格競争、新技術の導入が進んでいる。
強み:オーガニック製品の使用と個別カウンセリングの高い品質。
弱み:知名度が低く、資金力も不足している。
このように外部環境(OT)から始めることで、
あなたのビジネスが、どこで機会を掴み、
どの脅威に備えるべきかがわかります。
2. 3C分析:顧客視点からビジネスをデザインする
次に取り組むのは、3C分析。
これは
Customer(顧客)、
Competitor(競合)、
Company(自社)の3つの視点から
ビジネス環境を分析する手法です。
3C分析では、
まず顧客(Customer)の
分析からスタートするのが鉄則です。
なぜ顧客(Customer)から始めるの?
顧客はビジネスの中心です。
顧客が求めているものを理解し、
それに応える商品やサービスを提供することで、
競争力を発揮できます。
顧客ニーズを正確に把握することが、
ビジネスの成功のカギです。
3C分析の進め方
美容エステサロンの3C分析の実例
顧客:30代〜40代の女性、自然系の美容に関心があり、
短時間で効果を感じたい。競合:大手エステサロンA(手軽だが個別対応に乏しい)、
中小エステサロンB(認知度は高いが価格が高い)。自社:オーガニック製品に特化し、
専門スタッフが個別に対応するサロンで差別化。
3C分析により、
あなたのサロンが
顧客の期待に応えるための戦略が
明確になります。
3. クロスSWOT分析:SWOT分析と3C分析を統合する
SWOT分析と3C分析を行った後は、
これらを統合してより深い洞察をしてみるとよいでしょう。
その方法がクロスSWOT分析です。
クロスSWOT分析では、
SWOT分析で得られた
内部要因(強み・弱み)と
外部要因(機会・脅威)を掛け合わせて、
4つの戦略を導き出します。
クロスSWOT分析の4つの戦略
積極的攻勢(強み×機会):
強みを活かして機会を最大限に活用する戦略差別化戦略(強み×脅威):
強みを活かして脅威を回避・最小化する戦略段階的施策(弱み×機会):
弱みを克服して機会を活用する戦略防衛的施策(弱み×脅威):
弱みを抑え、脅威を回避する戦略
3C分析とSWOT分析の関連性
クロスSWOT分析を行う際、
3C分析の結果を以下のように活用します。
顧客(Customer)分析
→ SWOT分析の機会(O)と脅威(T)に直接反映競合(Competitor)分析
→ SWOT分析の脅威(T)と
自社の強み・弱み(S・W)の相対評価に活用自社(Company)分析
→ SWOT分析の強み(S)と弱み(W)に直接反映
クロスSWOT分析を活用した戦略立案
積極的攻勢(強み×機会)
オーガニック製品の
専門知識(強み)を活かし、
需要の高まり(機会)に応じて
製品ラインを拡充する。個別カウンセリングの
質の高さ(強み)を
前面にマーケティングを展開し、
個別化サービスへのニーズ(機会)を取り込む。
差別化戦略(強み×弱み)
大手サロンの低価格戦略(脅威)に対抗するため、
オーガニック製品の専門知識(強み)を活かした
高品質で付加価値の高いサービスを提供する。専門知識(強み)を活かして
新技術(脅威)を取り入れ、
技術面での優位性を確保する。
段階的施策(弱み×機会)
オーガニック製品の需要増加(機会)を背景に、
SNSを活用して知名度の低さ(弱み)を改善する。成長市場を(機会)をアピールし、
資金力不足(弱み)を克服するため資金調達を行う。
防衛的施策(弱み×脅威)
知名度の低さ(弱み)を逆手に、
大手サロン(脅威)が手を出しにくいニッチ市場に特化する。資金力の不足(弱み)を補うため、
新規顧客獲得コストの
高騰(脅威)に備えて
顧客ロイヤルティプログラムを導入して既存顧客の維持と
口コミ拡散を促進する。
まとめ:分析から始まる成功への道
SWOT分析は
外部環境(OT)から、
3C分析は
顧客(Customer)から
分析を始めて、
最終的にこれらを
クロスSWOT分析で統合することで、
より効果的な戦略立案が可能になります。
これらの分析を丁寧に行い、
その結果を統合することで、
ビジネスの方向性が明確になり、
競争の激しい市場でも勝ち残る力を
身につけることができるのです。
起業は決して簡単な道のりではありませんが、
しっかりとした準備と戦略があれば、
必ず道は開けます。
この記事で紹介した分析手法を活用して、
ビジネスを成功に導いてください。
最後に分析は
継続的に行うことが重要です。
市場環境や顧客ニーズは常に変化しています。
定期的に分析を更新し、
戦略を見直すことで、
常に市場の最前線で
競争力を維持できるでしょう。
みなさんの起業が
大成功を収めることを、
心から応援しています!
それでは、また!