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資金調達|株式会社か、合同会社か?

株式会社か、合同会社か?:これから起業する方必見!


おはようございます!
税理士の大橋弘明です。

今日は、これから起業して
法人を設立しようと考えている方に向けて、
「株式会社か、合同会社か」というテーマでお話しします。
会社を設立する際に、
この2つの選択肢で悩んでいる方も
多いのではないでしょうか?
それぞれの特徴やメリット・デメリットを
分かりやすく解説しますので、
ぜひ参考にしてください!

1. 株式会社と合同会社の基本的な違い

まずは、株式会社と合同会社の
基本的な違いを押さえておきましょう。
株式会社と聞くと、
「大企業」や「株式公開」を
イメージするかもしれません。
一方で、合同会社はまだまだ
認知度が低いかもしれませんが、
最近増えている法人の設立形態です。

株式会社は、株主が出資して、
その対価として株式を持つ形態。
経営の重要な決定は株主総会で行われ、
運営には取締役や監査役が必要になります。
一方、合同会社は、出資者全員が経営に参加でき、
意思決定がスピーディーで、
運営コストも低いという特徴があります。

2. 株式会社のメリットとデメリット

次に、株式会社の
メリットとデメリットを見てみましょう。

メリット

  • 信用力が高い
    株式会社は社会的な信用が高く、
    大企業との取引も行いやすいです。

  • 資金調達が容易
    株式を発行して資金調達ができるため、
    大規模な事業展開も可能です。

デメリット

  • 設立費用が高い
    設立費用が18万円~22万円程度と
    合同会社に比べて高く、
    定款の認証などの手間もかかります。

  • 運営が複雑
    決算公告や取締役の任期更新手続きなど 
    合同会社に比べて、会社の運営が複雑です。

3. 合同会社のメリットとデメリット

続いて、
合同会社のメリットと
デメリットを見ていきましょう。

メリット

  • 設立費用が安い
    設立費用が6万~10万円程度と
    株式会社に比べて安い設立費用で
    設立することができます。

  • 運営が簡単
    社員総会によりスピーディーに
    意思決定を行うことができます。
    株式会社の決算公告などの手続きも不要です。

デメリット

  • 信用力が低い
    社会的な認知度がまだ低く、
    取引先からの信頼を得にくいこともあります。

  • 資金調達の難しさ
    株式を発行できないため、
    株式会社ほど資金調達の幅が広くありません。

4. どちらを選ぶべきか?

では、株式会社と合同会社の
どちらを選ぶべきなのでしょうか?
これは、目指すビジネスの規模や方向性によります。

ケース1
信用力を生かして営業活動を行いたい場合は、
株式会社を選ぶのが良いでしょう。
大手企業や公的な機関との取引を見込んでいる場合、
株式会社の方が信頼を得やすく、
事業を有利に進められる可能性があります。

ケース2
代表者一人のみで
スモールビジネスを始めたい場合や、
低コストで事業を始めたい場合は、
合同会社が向いています。
経営の自由度も高く、
迅速に意思決定ができるのが魅力です。

5. 選択のポイントと実際の例

選択のポイントは、
事業の内容や将来の展望を
しっかり考えることです。
例えば、あるクライアントの方は、
まず合同会社でスタートし、
事業が軌道に乗ってから株式会社に変更しました。
起業時は合同会社の低コスト運営のメリットを生かし、
その後、事業拡大に伴って
株式会社に移行することで、
信用力と資金調達力を強化することができました。

一方、最初から大規模な営業活動や
大規模な取引を見込んでいる場合は、
株式会社として設立する方が信用を得やすく、
有利に取引を進められることが多いです。

まとめ

株式会社と合同会社、
それぞれにメリットとデメリットがあります。
自分のビジネスモデルや
将来の目標に合った設立形態を選ぶことが重要です。
起業して法人を設立することは大きな決断ですが、
しっかりと情報を集めて、
自分のビジネスに最適な法人形態を
選択で設立するようにしてください。
それでは、また!


事務所概要
大橋弘明税理士事務所
■事務所ウェブサイト
https://ohashitax.com
■X(旧Twitter)
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■住所
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