25を過ぎても生きていたい
2024年6月29日(土)
ネクライトーキーのライブに初めて行ってきた。
今回のノートはライブレポではなく、
ライブ中に「オシャレ大作戦」を改めて聴いて、
自分の人生について思い返したことについて。
つまりは痛い自分語りである。申し訳ない。
ネクライトーキーにハマったのは高校生のときだった。
平成が終わるとか、
センター試験制度が終わるとか、
そういう時期だった。
「18歳になったら死ぬつもり」
「20歳になったら死ぬつもり」
とかそういう思春期のあるあるな思想。
私もそういうことをぼんやり思っていた女子高生だった。
中高生のうちにやってみたかったけど実際叶わなかったことがたくさんあって、
その「やりたいことができなかった」
という経験を経て、
「これから将来やってみたいことはたくさんあるけど、そういうのもほとんど何もできないまま歳をとっていってしまう」
と私は思っていた。
気が付いたときにはもう何も成し得ることができなかった、ただのしわしわの塊になってしまうのだろう。と思っていた。
しわしわの塊になるのが怖かった。
かっこよく素敵に歳を重ねる自分が想像できなかった。
だから早めに、若くて綺麗なうちに死んでおきたかった。
思春期のあるあるな考え方だと思う。
生活において大きな不満があるとか、
生きることから逃げたいくらい辛い思いをしているとかではなく、
なんとなく早めに死んでおくべきだと思っていた。
「死にたいと思う自分」「闇属性な自分」
に酔っていたとかそういうのでもなく、
なんか早めに死んどいた方が良さそう、
ってくらいのテンションだった。
いわゆるメンヘラの象徴となってしまっているリストカットも私は一度もしたことがない。
「体に傷をつけることで心にも傷があることをアピールする」
「傷をつけて痛みを感じて生を実感する」
とかそういう考えは持っていない。
痛いのは嫌だし体に傷があるのも嫌だ。
ただ、10代の私が持っていた人生感として
「自分は早めに死んでおくべき」
と思っていただけである。
死のタイミングの目安として、18、20なのかな?
と思っていた。
その辺は適当だった。
私は現在22歳である。普通に生きている。
18歳になった時は「20歳になったら」と思ったし、20歳になった時は「しまった、完全にタイミングを失ってしまった」と思った。
やはり私は10代の間に何も成し得なかったし、20歳になるまでに死ぬこともできなかった。
結局このまましわしわの塊になってしまうのだと思った。
しかし20歳になるくらいの時期には、
しわしわの塊になることも悪いことではないと思い始めていた。
人間というのはそういうものだと、
受け入れることができるようになっていた。
諦めのような考え方にはなってしまっていたが、
それが大人になるということなのかもしれない。
要は私も丸くなったという話だ。
昨日のライブで、ネクライトーキーは「オシャレ大作戦」という曲を演奏していた。
私が高校生の頃よく聴いていた、大好きな曲だ。
「お金もない、逃げ道もない、25を過ぎても生きていたい」
その歌詞が昨日、やっと自分の中で腑に落ちた。
今の私には生活に必要最低限のお金しかない。
(社会の大体の人がそうだと思う。)
正直20代女性なんてお金を稼ぐ方法はいくらでもある。
私はそれを選ばず、メイドやらポートレートモデルやらをしている。
今のところやりたいことをやれているからそれでいいと思っている。
逃げ道はない。
SNSで顔を晒しまくってるし、一時期は本名フルネームを出して活動していた時もあった。
地元の知り合いから見れば、
私は「何かよくわからないけど色々やってる人」だと思う。
同級生はまともに新卒正社員として働いてる人ばかりである。
私は地元の同級生たちに対して勝手に劣等感を抱いて、
その感情を持ち続けることによって、
この状況、今の職からの逃げ道を自分で絶っている節もある。
お金もないし逃げ道もないが、
それでも私は今、まだ生きていたいと思っている。
まだ25歳にはなっていないが、
多分私は25歳になっても生きる意思があると思う。
「お金もない、逃げ道もない、25を過ぎても生きていたい」
違うところはいろいろあるだろうけど、今、目の前のステージにいるネクライトーキーも、私と同じ気持ちを持っているのかもしれない。そう思って涙が溢れてきた。
高校生の頃に好きで聴いていたバンドが、
長い時間をかけて着実に人気になってくれた。
ツアーで鹿児島まで来てくれるようになった。
私が大人になるまでネクライトーキーが活動を続けてくれた。
本当に嬉しかった。
(もっと言うとチャリを立ち漕ぎしながら「ゆるふわ樹海ガール」を大声で歌っていたのは小学生の頃で、高校生のときよりもさらに昔の話になるが、今回は「オシャレ大作戦」の話なのでそれはまた今度。)
えらく大袈裟に長々と文章にしてしまったが、
ネクライトーキー、
音楽続けてくれてありがと〜❕
鹿児島まで来てくれてありがとう〜!
大人になっても私はネクライトーキーの音楽が好きだよ〜❕
ってなだけ。
ネクライトーキー「TORCH」リリースツアー「ゴーゴートーキーズ!2024」鹿児島公演、最高でした!またライブ行きます!