鼻中隔湾曲症の外科手術をして1年
あっという間に9月ですね。
昨年の今頃何をしていたかなあと振り返ると、鼻中隔矯正術と下鼻甲介切除術という、鼻の中の外科手術をしていました。
物心ついた時から常連だった耳鼻咽喉科。
大人になって悩んで悩んで、10年越しに決意した手術。
1年経ってどうですか、と言われたら・・・ほんっとーーーーにやってよかった!!!!!
たかが鼻だが、されど鼻。
生活の質がぐぐぐーんとあがったのを感じております。
私もたくさんの方の手術体験記を読み漁ったので、何か一つの情報になればと思い、当時を思い出して少しばかりまとめてみようと思います。
10年越しの手術に至るまで
第二子出産後、風邪をひくと必ず副鼻腔炎になり、風邪を引いたくらいで寝込んでしまうしんどさからQOLの低さに危機感を感じ、『鼻中隔湾曲症』について本気で調べ始めました。
正直、常に完全な鼻閉感を感じているわけではなかったのですが、「どれだけ曲がってるかは基準ではなくて、あなたが苦しい・治したいと感じているかどうか」と先生に諭され、副鼻腔炎の頻度を少しでも減らせるならと手術の手段をとりました。
風邪をひくと鼻の中が通行止めになり、ほぼ左側から副鼻腔炎になることを先生と発見したのは新卒で総合病院に勤務していたとき。
いつものように耳鼻咽喉科に受診すると「左側に湾曲してるから、手術したら?」と外科手術の手段があると知ったのもこの頃。
正社員だったし、若かったし、全身麻酔の手術が恐かったのもあって、少しの息苦しさは我慢したり投薬したり鼻にミストしたりで、また10年。
2人も子供を抱えて、風邪をひくたび寝込んでられないよ〜!!
そう思って、病院で相談してからは早かった!
大きな病院を紹介→●ロナ禍で予約が空いている→初診から1ヶ月以内に手術が決まりました。
唯一のしんどかったこと、それは・・・
やっぱりしんどかったのはガーゼをとるまでのダウンタイムでしょうか。
術後、意識が戻ると、水を吸って膨らむ止血用ガーゼが入っており、それが鼻腔パンパンに入っているものだから、一瞬息吸えなくてびっくり。鼻に抜ける空気が皆無。
今まで鼻だと思っていなかった空間まで何かが詰められているの!目と目の間から顎の上あたりの空間まであんかけの塊みたいなのがたっぷり。
息を飲むと耳に空気が流れるので、それも地味に嫌な感じ。
入院中はせっかくの1人時間だったのに…!
ただベッドの上で悶えては耐え忍んで過ごしたので、あんなに1日が長く感じることはもうないと思う。
持参したiPadで映画を見るのも辛いレベル。
苦し過ぎて眠るにも眠れないの。夜はほとんど寝られなかった。
酸素不足で気失ったりしない?って心配になるほどの鼻の通行止めでした。
鼻づまりには慣れていても、自分が鼻だと思っていないところまでみっちみちにガーゼが入っていたので、吸引まで不快そのものでした。
退院後の数ヶ月
退院後2週間くらいは、鼻は通るけど鼻声という状態が続きました。
痛みは全くなし!
鼻の穴に綿球をいれて蓋をするのですが、退院時に血はほぼ止まっていたので止血用途より乾燥防止という目的で使っていました。
綿球で蓋をして湿度の高い状態にしておいた方が傷の治りも早いので、できるだけ長く綿球をつけておくよう言われました。
が、マスク+綿球が苦しかったのでほぼマスクだけで過ごした日が多かったと思います。(こらこら)
あと3ヶ月経った頃と半年くらい経った頃に、鼻の中から親指大のかさぶた(またの名を大きい鼻く●)がでてきました。
これも手術された方の体験記で知っていたのですが、鼻をかんでスポンとでてきたとき予想外に大きくて、自分の鼻からこんな大きいもの出るんだwwwと面白かった記憶が。
これは楽しみにしていてほしい(笑)すっきりします(笑)
私は抜糸もなかったので、術後2週間後に診察してもらって、通院はおしまい。
この一年振り返ってみると・・・
本当〜に、副鼻腔炎どころか風邪すらひかなかった。
手術しただけでアレルギーの原因が治ったわけではないので、症状はでますが、鼻がつまって具合が悪くなることが一切なかった。
鼻水が出てくる通り道がちゃんとあるから。
あと、酸素がたっぷり入ってくるからか、日中の頭重い〜ボーッとする〜っていう感じも、なくなった。
深い呼吸もしやすくなった。
夜更かししても次の日ちゃんと寝れている感がある。
鼻うがいもちゃんと片方の鼻の穴からでてくるようになった。
声も響き方が変わったと思う。(これはまた別記しようと思う)
あの術後は後悔するほどにしんどかったけど、こんなに息が吸えることをわかっていたらもう少し前向きに頑張れたのに!
ちゃんと鼻呼吸ができているってこんなに生活の質があがるのね。
予算とか休みが取れるかとか、いろんな環境要因でなかなか踏み込めない人も多いと思います。
でも、手術をして1年経って、私は本当に楽になったなあと感じております。
今度は入院中のスケジュールや必要だったものなどをまとめてみようかな。
それではまた!