世界で一つだけの作品
ボナネー (Bonne Année)!
2025年も皆様にとって益々の発展と幸多き年となりますように
本年も引き続きよろしくお願いいたします
年末から開始した刺繍。静寂でゆったりとリラックスした時の中にどっぷりと浸り、過ぎていく時間を忘れ没頭。手縫いの良さを再認識しました。
ナフキンを作る工程から始め、ミシン縫いと手縫いを掛け合わせた作品。めったに作らないレアなセットです。
布選びから色の選択・裁断・刺しゅうのデザインなどの工程を経て仕上がった、世界にたった二枚だけのナフキン。どの工程も楽しく「充実した時間を提供して頂いたな」という思いでいっぱいです。アイデアを下さったお客様に感謝です。
手縫いの刺しゅうは、機械刺繍に比べ、耐久性が弱くデリケートというのが難点ですが、迷わずたくさん使って堪能していただけたらなあと思っています。
世界でたった一つだけのワンセット。一針一針、心を込め丁寧に縫いました。
刺繍というのは、テキスタイルの中でも織と並ぶくらい、心や気持ちを込められる手法だなと実感。瞑想のように、ただひたすら一本の糸に集中し、その糸を綺麗に行くべき場所へ針で導いていく。無心というか、ゾーンに入る時もあれば、様々な思いが頭の中を通り過ぎることもある。その時間は心地よく、穏やかで、ほっこりとしたひと時です。
刺繍や手縫い、ミシン縫い、これらにはリラックス効果があるんです。先ほども述べたように、瞑想に近い効果があるんじゃないかなと。そして、仕事の後は気分爽快です。ゆったりと作るって、体と心にいいんじゃないかなと思っています。
テキスタイルの中で一番好きな工程は、色や布の組み合わせを考える時間。組み合わせは、100%「感覚」で選んでいます。この工程が一番楽しい。学生時代も色の組み合わせがずれたことはなかったです。美術で一番強い分野。母方の祖母から譲り受けた才能です。お客様にも違和感のない色選びをしているので、きっとしっくりくると思います。
その才能は、今次男に引き継がれていきました。彼も将来この才能を生かし、遊ぶように色を使っていくことだろうなと、想像しています。
仕事始めはこの刺繍から。
新年を素敵なプロジェクトで始められました。
この一年、できる限り作る年にします。
最後までお読みくださりありがとうございます。