「なんでそれに気付いた?」ネットがこの一点で大盛り上がりになったあの裁判が遂に決着!
渋谷区が購入した保養所が ”過去にAV撮影に使われていた建物だった” と知った堀切稔仁区議が、購入当時の区長を相手に「かかった費用の返還を求める裁判」を起こした件で、東京地裁は今月21日「購入は適法だった」として訴えを退けた。
念のため、このニュースが最初に報じられた2014年当時の記事も貼り付けておく。(ただしソース元は404)
東京都渋谷区が区民保養所に使うため購入した静岡県河津町の旅館が
「アダルトビデオの撮影に使われた場所で、保養所には不適切だ」として、堀切稔仁区議が区長を相手取り、購入費用1億1千万円を旅館側に返還請求するよう求める訴訟を24日、東京地裁に起こした。
訴状によると、旅館は3月に休業し、渋谷区は4月に土地建物を買い取る契約を結んだ。
しかし、堀切区議が調査したところ、平成18年から昨年までに複数回、
アダルトビデオの撮影に使われていたことが判明。7月に契約解除を求めて住民監査請求したが棄却されたという。
堀切区議は「人々が安らぐための保養所にはなり得ない。
老朽化が進んで購入価格も不当に高く、契約は無効だ」と訴えている。
渋谷区によると、保養所は改修を進め、10月のオープンを予定。
区は提訴について「監査委員の判断が出ており、適法と考えている」とコメントしている。http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140924/trl14092419160006-n1.htm
で、この裁判を起こした堀切区議というのが色々と不思議な方(言葉を濁しています)で、こんなロジックでは単に「AVに使われたケガレた建物だ」と言っているも同然なので、流石にそんなものが通る訳がないのだが、本当にこの論調で5年も戦っていたらしい。
ちなみに堀切区議は渋谷区相手にこんな裁判も起こしている。
区の不正や談合などは許さんという姿勢をお持ちの区議(言葉を濁しています)のようだが、私からするとN国と同じ臭いを感じてしまう。何がどうN国なのかはみなまでは言わないが、仮にも国政に関わる政党と比較されているのだから、怒らないで聞き流していただきたいところである。
私が言いたいのは一点だけ。
区を相手にケンカしたい性分なのは分かったけど、その根拠を作り出すために意味の分からないAV叩きを持ち出すのはやめろや。
である。
堀切区議に限って、難癖付けられればそれでいい、騒ぎを起こせればそれでいい、面倒臭いヤツだと思わせたらこっちの勝ち……だなんて時代遅れのクソ総会屋みたいな事は考えていないと心の底から信じているが、「AVに使われたから」1本で戦おうとしたってのは、どう考えても悪手である。
彼はそんな稚拙なロジックで今後も区との喧嘩を続け、それをもって政治家としての活動だと言い張るつもりなんだろうか?
色々とモヤモヤの残る案件だが、私がどうしても解明して欲しいのは、どうして堀切区議はこの建物が「AV撮影に使われた」と知ったのかである。
私としては、いっそ判決内容はどうでもいいので、その一点を最優先して解明して欲しい。見たのか? 見たんだな?
◇ CM
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※参考記事 過去にバズった記事(すべて無料記事です)
『息子が見ていたTV版ドラえもんのお話が的確かつ鋭利すぎて……』
https://note.mu/oharan/n/nb47a35de2bcf
『性的消費ってなあに?』
https://note.mu/oharan/n/n53608cd57574
『なぜ嫌悪感を抱く表現であっても守らねばならないのか』
https://note.mu/oharan/n/n42140c8b45fd