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息子と2人でイチャラブ回転寿司デート(もり一 亀戸駅前店/亀戸/回転寿司)
ワンオペの日の晩御飯、息子に何が食べたいか聞いたところ「お寿司」と即答。財布の中身を確認し、怯えながら「丼丸でいいか?」と確認したところ、「ボク、1個1個バラバラになってるお寿司がいいの」と拒絶。
ですよねえ。お前ってそういうヤツですよねえ。丼丸なら500円均一でお腹いっぱいになれて良いと思うんですけどねえ……。
息子に超絶厳しく虐待疑惑まであるオレ様はそんな甘やかしをするはずもなく、オトナの恐ろしさを思い知らすためにビシっとお気に入りの回転寿司屋に連れて来た。
ここはフランチャイズ展開しているお店で、23区内にある回転寿司屋の中では頭ひとつ飛び抜けた存在だと思っている。
クオリティとお値段のバランスがとても良心的なので、神保町・錦糸町・亀戸・田端・松戸・船橋など数店舗あるのだが、どこも行列店になってしまっている。
余談だが、板橋に住んでた頃は王子店に行っていたのだが、そこは何故か閉店してしまった。立ち退きにでもあったのだろうか。
お父さんチョイスのお寿司たち。
なんか全体的に地味である。
この店は赤舎利というのを使っているそうで、赤酢(酒粕で長い時間熟成させるらしい)で酢飯を作ってるみたい。そのせいなのか、他の店と比べると味の層が厚め。
シャリだけではなくネタもしっかりした物を使っており、一部江戸前スタイルの味付けで出してくれるものもある。
そしてどれも1皿180円(税込)。回転寿司としてはちょっとお高めなのだが、見ての通り大ぶりで食べ応えがあるため、結果的に安上りになる。
仕入れ次第で3個で1皿というサービスメニューも用意されるため、お会計してみたら「あれそんなもん?」という事が多々ある。
一転して息子様チョイスのお寿司たち。
とにかく赤赤赤でド派手。
息子がマグロとイクラとサーモンしか食おうとしないので、親としてビシっと「1つのメニューを頼むの1個まで!」とローカルルールを設けたところ「じゃあ赤身と、トロと、ネギトロと、なかおち」と頼むようになりやがった。何なんだコイツ。なんでそんなボキャブラリーだけ増えて行くのか。
「サンマ食べるまでマグロとイクラ食べちゃいけません!」と言ったら渋々サンマを齧る。結果、「意外とわるくないね」だそうです。どの目線でものを言ってんだキサマは。
ちなみにこのお店、板さんに注文するのも当然いいけれども、人気店だけに回転が早く、回ってるお寿司も殆ど劣化していない。私のような魚の好き嫌いが一切ない人間ならば「だったら目の前に流れて来た物を片っ端から食っちまえ」というやり方もアリ。
息子様の今回のヤラかし。
「ボクどうしてもお稲荷さん食べる!」と言うから取ってやったら1個しか食わず。お値段均一なので、お稲荷さんは3個乗って来てしまうのだが、残り2個を誰が食えと?
それほど甘くはない食べやすい味付けだったのだが、こいつのお陰で腹が埋まってしまい、思ったほどお魚が食べられず。悔しい。
4歳児と2人で16皿くらい食べ、充分に満腹。お会計は約2,800円。このクオリティのお寿司を満腹になるまで食べて3千円しないなら 「安い」 と言ってしまって良いと思う。
オトナ2,000円、幼児1,000円って感じで考えておけば大丈夫なはず。
大好きなお寿司をたらふく食べられたからか、この日はいつもよりお父さんに優しくしてくれました。めでたしめでたし。
[店名] もり一 亀戸駅前店
[住所] 東京都江東区亀戸6-59-7
[TEL] 03-3682-0441
[営業時間] 11:00~22:00
[定休日] なし?
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