移転した『神保町半ちゃんラーメン御三家』のひとつを訪ねてみた(伊峡/神保町/町中華)
神保町は半ちゃんラーメンが生まれた土地とされており、一昔前までは 『半ちゃんラーメン御三家』 と呼ばれる町中華があった。
・さぶちゃん 白山通りから細い路地を入ったところ
・成光 集英社の目の前
・伊峡 神保町唯一のパチンコ屋・人生劇場の裏手
だが、その中でも元祖である "さぶちゃん" が閉店してしまい、伊峡も気付いたらビルが壊されて更地になってしまっていた。
「え~マジか!もう御三家は成光しか残ってないのか!」と驚いて調べてみたところ、伊峡は移転しただけで閉店ではないという。
先日記事にしたキッチン南海といい、神保町は超老舗店の動きが激しくなっており、行ける時に行っておかないと何があるか分からない。
という訳で、この日は移転した伊峡の新店舗に行ってみようとママチャリで神保町にすっ飛んで行ったのだが、お食事の前に1ブロック分遠回りをしてジロー跡地を確認。当然のごとく閉店してしまっており、これもまた寂しい話である。
この店も「行ける時に行かなかったために後悔した店」なのだが、アキバも神保町も競合が多すぎて、どうしても後回しにしてしまったんだよなあ。
マミーの揚げ物てんこ盛りセットとか、カロリーのカロリー焼きダブルとかの方が優先順位高かったんだよ……ごめんなあ……。
そんなおセンチモードを引きずりつつ、お目当ての伊峡に到着。
もうかれこれ10年以上ご無沙汰だった気がするので、以前の店の記憶も薄れる一方なのだが、見た感じ前の三角形(台形?)テナントよりもさらに狭くなってる気がする。
だが価格設定は以前と同様の昭和の貨幣価値。さぶちゃんも半ちゃんラーメンが750円程度だったし、学生街の町中華ってこうあって欲しいよねえ。
だが、実はこれでも微妙に値上げしているのが恐ろしい。確か移転前の最終的な価格はラーメン420円、半ちゃんラーメン620円くらいだった記憶が。値上げしてこれって……。
この手の「若えヤツを腹いっぱいにしてやる」って心意気を感じる店は大切に保護すべきである。
店内はやっぱり前の店よりもちょっとだけ狭くなった印象なのだが、何よりこのコロナ対策の仕切りが良くないんだと思う。まさか伊峡が一蘭になる日が来るなんて思いもよらなかった。
皆様からの金銭サポートがあると、子育てに追われる哀れなオッサンの生活がいくらか楽になると思わせておいて、息子の玩具やお菓子や遊園地代で殆ど溶けます。