激動の真っ最中ではありますがAV関連の過去記事を無料公開しました
私は前職(と言っても20年くらい前ですが)がAV監督であり、業界を抜けた後もAV業界との繋がりを維持し、何かにつけてお手伝いという形で関わる事が多かったため、当noteの過去ログに限ってもAV関連の記事が非常に多くなっております(旧ブログや雑誌・WEB媒体への寄稿まで入れたらどれだけの数になるか……)。
その中には、いま世間を賑わせている "AV新法" のややこしさを解説するのに役立つ記事も含まれているため、より大勢の方にご理解いただくために、そうした記事を発掘次第、随時無料化して行こうと思います。
適正AV、それ以外のAV、露骨に違法なエロコンテンツ……これらの話は業界人であった私でさえも一々勉強し直さねば正確な話が書けないほど複雑怪奇で、法律の問題、条例の問題、道徳・倫理の問題、感情の問題などが混線しやすく、全く前情報がない方がすんなりと理解できる代物ではありません。
一見すると人権に配慮して正しい事を言っているように思える人間が、実はセックスワーカーを池に沈めた上に棒で殴ってトドメを刺すような残酷な事をしようとしていたり、逆に「タチの悪い女衒野郎が非常識な事を言っていやがる」と思わせて、実はそれがセックスワーカーを守る唯一の手段だった、なんて話がざらにあるのです。
こうした面倒な話を少しでも解きほぐせるように、今回は下記の4本の記事を無料化しました。
これは2016年、AV出演強要問題が社会問題化した辺りの記事で、当時はAV業界は旧態然とした状態で、(大昔ほどではないにしろ)まだアウトロー臭が強かった時期です。
現在のAV業界で業界ルールを作っている人権倫理機構もなければ、その前身とも言えるAVANすら誕生していなかった頃の記事です。
ここに書かれている内容と、その直後に発生した「極端な業界健全化」の流れを照らし合わせれば、私の書いて来た数々のAV絡みの記事がどれだけ正確だったかがお分かり頂けると自画自賛しております。
この2016年の記事にも伊藤和子弁護士の名前が登場しますが、彼女につい先日「内容証明送るぞ」と脅されたのは、こうした因縁があっての事だと思います。
この頃から事あるごとに私にクソミソに論破され倒してイラっとしてしまったんでしょうね(はぁと)。
とりあえず、今回無料化した4本の記事は、AV新法に直結する「そもそもの問題点」の根本的な部分を可能な限り分かりやすく解説していますので、お暇な時にぜひ読んでみてください。
その上でAV人権倫理機構がなぜ必要だったか、なぜあんなに厳しい業界ルールが必要だったのかなど推測していただけると、このAV騒動の見え方が変わって来ると思われます。
という訳で、こんな私を応援してくださる心優しい右や左の旦那様がおりましたら、有料マガジン(¥500/月)をご購入いただけるとメチャメチャ心の励みになりますので、ぜひおめぐみを。
※今後も「これだけは絶対読んで!」という記事は随時無料化して行きます。
皆様からの金銭サポートがあると、子育てに追われる哀れなオッサンの生活がいくらか楽になると思わせておいて、息子の玩具やお菓子や遊園地代で殆ど溶けます。