「AV新法で初の逮捕者!」という報道に踊らされるひとびと……と、犯人に関する衝撃的な情報
またFC2での無修正動画販売で逮捕者
先月、FC2で無修正動画を売っていたとして、映像制作会社の男が逮捕された。その件は今月はじめに起訴されているのだが、続いて出演者との間に契約書を交わしていなかったといった疑いで、AV新法違反容疑で再逮捕されている。
この事件を受けてか、Twitterのトレンドには久しぶりに 『AV新法』 の文字列が踊っているのだが、同時にやはりというか話を捻じ曲げて自分の手柄かのように騙る連中も現れている。
立民・塩村、非を認めるどころか詭弁で手柄アピール
捻じ曲げと言うならば、その最たるものは立民・塩村ではなかろうか。
さもAV新法のお陰で検挙できたとでも言いたげだが、先程の報道内容をもう一度よく読み込んで欲しい。
この件は、まず違法な無修正動画(AVという名称は使わない)を売っていたから逮捕されたというのが始まりである。
そしてその件が終わってから、契約書がないよねという事で、AV新法違反の容疑も上乗せされたというのが正確な表現だと思う。
という事は、AV新法はドラを乗せる役目にはなっているけれども、そもそもは現状の法律で逮捕は出来たという事である。
また、塩村はこの件を「性被害」として「AV新法の立法趣旨に間違いはなかった」と言い張っているけれども、これがインチキなのだ。
今回逮捕された男は、FC2で "個撮" の無修正動画を売っていた事と、契約書を交わさなかったこと、騙して無修正動画に出演させていた事などが罪に問われている訳で、適正AV業界は全く関係ない。容疑者が適正AV業界の出身というだけである。
先程「AV新法はドラの役目にはなっている」と述べたが、契約書の不備で罪に問えるようになったのは確かにAV新法の手柄と言えなくもない。そこは認めよう。
しかし、その代わりに払った代償があまりにも大きい事を塩村は無視している。それこそがAV新法の最大の問題点であると、大勢の人間が事前に指摘していたというのに。
この今年3月の私がAV新法に対して立民・塩村や伊藤和子弁護士に対して反論・批判した際のまとめをご覧いただきたい。
この流れの中で伊藤和子は私に対してまともな反論ができず、「お前に内容証明を送るから住所を教えろ」とリーガルハラスメント(笑)して来たのだが、ここで私が何を言っていたかご確認いただきたい。
詳しくはまとめをお読みいただきたいが、私は今年3月の時点で塩村らに対して「情報が偏り過ぎている、AV業界に聞き取りをしろ」と何度も何度も言っていた。それに加えて「やり方を間違えると地下に潜って不可視化されてしまうよ」とも。
今回の逮捕劇は、まさにそうした「AV新法で食えなくなったヤツらが地下に潜ってワンチャン狙っている証拠」と考えるしかないだろうが。
それに対して塩村は「斜めからの批判だ」と取り合いもしなかったが、今あえて皆さんに問うてみたい。上のまとめにある私の発言は、果たして塩村が言うように斜めからの批判だったのだろうか。
自分で言うのも何だが、あの時点で私ほどど真ん中ストレートを投げ続けていた人間はいなかったはずなのだが。
ついでに言うと、今回の容疑者はだいぶ前から「FC2の無修正業者」として目を付けられていたようで、適正AV業界のも問題児だった事もあり、適正AV業界からのタレコミなどで容疑が固められた可能性が極めて高い。
業界の知人から「適正AV業界が捜査に協力していた」という裏話も聞こえて来ているし、事情を知れば知るほどAV新法のような「適正AVを目の敵にする法律」は全くの無意味どころか害にしかなっていないと思い知らされる。
立民・塩村はこうした事実から目を背け、自分に都合の良い話に変換して垂れ流しているに過ぎない。政治家として非常に無責任な言動であると非難させていただく。
特別付録:アタイと犯人
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