びっくりドンキーがオサレ路線に!? (Dishers 錦糸町楽天地ビル店/錦糸町/ハンバーグ)
駅を中心に巨大な繁華街が広がる錦糸町。"良い" も "悪い" も関係なく、あらゆる飲食店が無作為に集められた的なこの街には、超老舗から日本語が一切通じそうにないお店まで、だいたいの物が揃っている。
今回紹介するDishiersは、そんなキャラの濃い店ばかりの錦糸町に「全国に3店しかないびっくりドンキーの新業態」という看板を引っ提げてオープンした比較的新しいハンバーグ専門店だ。
おそらく "コストカット" と "廉価版" といった言葉がコンセプトとして考えられるのだが、そうした部分を若者向けのオシャレ路線に見せる事に成功しており、とても上手いやり方だなと思う。
たとえば、注文はすべてこの端末から行うのだが、メニュー数はびっくりドンキーと比べるとかなり絞られており、また店の名物である "観音開きのメニュー" もない。
そうしたびっくりドンキーとの違いを意識すると寂しいとか物足りないといったネガティブな感情が出てしまうのだが、ここは「カフェ飯っぽく手軽にびっくりドンキーのハンバーグを楽しむお店」だと考えれば納得がいく。
店側もそういう路線として見て欲しがっているというのは、このメニューからも伝わってくる。
基本の頼み方はとてもシンプルで、このベースとなるハンバーグの乗ったワンプレート(ハンバーグ+サラダ+ライス)に、好きにトッピングやソースを足して行くだけ。
何を足して引いていくらになるといった計算は、すべて端末上で勝手にやってくれるので、客はパズルゲームのような感覚でポチポチとタップするだけ。
頼み終わった画面だけ見せても分かり難いかもしれないが、こんな感じで「あなたが選んだハンバーグプレートはこちらです」といった具合にビジュアルで見せてくれるので、非常に感覚的に操作できる。
これは考えられてるなあ。
素直に関心した。
またモーニングなどもやっているので、やっぱりカフェとして気軽に使ってくれという事なのだろう。若者向けというより、量的に女性向けと考えた方がいいかもしれんね。
皆様からの金銭サポートがあると、子育てに追われる哀れなオッサンの生活がいくらか楽になると思わせておいて、息子の玩具やお菓子や遊園地代で殆ど溶けます。