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[SNS崩壊の危機] 開示請求の簡略化は裁判の悪用をも招いた #1


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[SNS崩壊の危機] 開示請求の簡略化は裁判の悪用をも招いた
#1  https://note.com/oharan/n/n1c6a86f04a9c 
#2 https://note.com/oharan/n/n84f72ad84b02
#3 https://note.com/oharan/n/na1efc5bca230
#4 https://note.com/oharan/n/n27b621233b64




フェミトー氏、RT罪により開示請求を受ける

私とXで相互フォローの関係にあり、またアンチフェミニストの有名アカウントとして知られるフェミトー氏が、とある裁判を抱えるハメに陥ったというポストが話題になっている。

フェミトー氏の民事訴訟はだいぶ進展しているようで、このポストをアップすると同時に、裁判費用カンパのお願いも兼ねた状況説明がnoteに掲載された。

この記事の中で、フェミトー氏は具体的な内容こそ表現を避けているが(裁判官の心証に関わるため?)、それでもおおよそ何が起こったのかは把握できる。

まずX運営から「発信者情報の開示請求を受けた」という通告があり、フェミトー氏は開示を拒絶。だが最終的に請求が通ってしまったようで、今度はプロバイダにも同様に "開示命令の申し立て" が行われた。

ここでフェミトー氏は何が起こったのかを知ったようだが、少々引用させていただく。

・2024年の1月、私はAさんという人のとある投稿をリポストしました(Aさんはホニャララ氏ではないです)。
・その内容は、当時、世間から多大な非難を受けて炎上した一つの事件がありまして、Aさんのポストはその事件を起こした当事者の行動に対して肯定的な意見を持つ人たちのポストを何枚かスクショして貼り付け、それらの意見を批判するものでした。
・そして、そのスクショの中に、今回のホニャララ氏の投稿が含まれていました。
・私はこのAさんの批判論に賛同し、Aさんのポストをリポストしました(引用ではなく単純なリポストです)。

https://note.com/feminist_tokyo/n/nd946f25bfca7

・とある事案についてポストしたAという人物がいる
→ Aのポストには個人名(Bとする)が分かるスクショが含まれていた
→ フェミトー氏はAのポストをリポストした
→ Bから開示請求を受けた

という訳で、見事なとばっちりであり、巻き込まれ型のRT罪だと表現していいだろう。ようは本来であればAとBの間で起こるはずの騒動だったのに、それをRTで拡散したフェミトー氏が訴えられるという、風が吹いたら桶屋が儲かった的な話になってしまったようなのだ。


開示命令が通ってしまう

詳しくはフェミトー氏のnoteをお読みいただきたいが、その中で触れられているように、今回のフェミトー氏のRT罪は、何年か前までならばそう簡単には開示請求の通らないレベルの話だったようだ。

しかし、SNSを中心とした誹謗中傷や、その結果として痛ましい事件・事故が起こるといった世の流れを受け、発信者情報開示のハードルがぐっと下げられた。

当時は「これによってSNSリンチなどをする悪人を懲らしめられるぞ!」といったポジティブな意見が多かったように記憶しているが、今回のフェミトー氏の一件はこれを利用した(というと聞こえが悪いが)バグのような話ではないかと受け取れた。

結論として、フェミトー氏の個人情報は相手方に開示されてしまう。


送りつけられた示談書

発信者情報が開示されるや、フェミトー氏の元には示談書が送り付けられたようだ。おそらく示談するなら安く済むが、裁判になったらもっと多額の金がかかるぞ的な文言が書いてあったのだろう(この辺はお約束)。

フェミトー氏がこれを無視すると、相手は本当に訴えて来たようで、今度は地裁から本当に訴状が届いたという。

大宇宙とチャネリングして情報を入手したところ、こうなると今度は相手方から……

「ほら、本当に裁判を起こしただろ? 地裁まで来るのも弁護士を雇うのも大変だろ? 和解金を払うなら訴訟を取り下げてやってもいいぞ」

……といった書面も届いたに違いない。
オレサマはチャネリングで大宇宙と繋がっているから分かるんだ。
きっとそうに違いない。

そしてフェミトー氏の記事にもあるが、今は発信者情報開示のハードルが極端に下がってしまっているため、弁護士さえ使わなければ1件あたり1,000円ぽっちの手数料(印紙代)で開示命令の申立を起こせてしまうのである。

今はネットで調べれば様々な「文章の書き方」がテンプレとして載っているので、その文言をちょっといじれば、やるかやらないかは別として、またその作業にメンタルが耐えられるかは別として、やってやれない事はない。

それこそわざと炎上を招くような「SNSの悪い使い方」をして、一線を超えた文言を書いて来た相手すべてに何十件と開示命令の申し立てを起こすことすら可能なのである。

フェミトー氏の今回の記事から得られた情報しか(一部大宇宙とのチャネリング含む)判断材料がないという前提は踏まえていただきたいが、これはSNSを日常的に使っているユーザーならば、明日誰の身に起きても不思議ではない事案だと言えるだろう。

これはSNSというサービス・ツールそのものが根底から破壊されかねない話なので、今後何回かに分けてお話をさせていただきたい。

特に、私の場合は十数年前に人生をかけて追いかけていた「東村山問題」という壮大すぎるネタがあり、その登場人物がまさにこういう話の総本山のようなキャラクターだったため、次回は「こういう人間がひとりいるだけで社会がどれだけ壊されるか」について書いてみたいと思う。

相当胸糞の悪い話になると思うが、全て事実なので、覚悟の上でお読みいただければと思う。


このお話に興味がある、応援したいという方は、フェミトー氏の裁判支援をよろしくお願いいたします。


※ 本文は以上です
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