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お相撲の街にあるモンゴル料理屋で羊祭り!(ウランバートル/両国/モンゴル料理)

近頃毒々しい記事が続いてしまった気がするので、この辺で心安らぐグルメ記事を挿入して流れを変えてみよう。そうだそうしよう。

という訳で、今回は「そういえばこの店まだ紹介してなかったぞ」と思い出した、両国駅から徒歩2~3分ほどの場所にある、モンゴル料理のお店『ウランバートル』さんをご紹介いたします。

両国駅の国技館側じゃない方、エスカレーターすらなく明らかにお金がかかってない ”こ汚い方の改札” から出て、目の前の ”横綱通り” という細い道を直進。2分も歩けば京葉道路に出るので、そこから右を向けばお店の入り口があるはず。

さて、まずはモンゴルらしい料理をという事で、ボーズ(いわゆる小籠包? 1個¥120)とホーショール(いわゆるピロシキ?1個¥250)を注文。
両方とも中身は羊肉のミンチが入っているのだが、違和感などは全く感じず。ただただ普通においしい。

これは確かシャルピンって名前だったような気がする。ホーショールをピロシキタイプとするなら、こちらはもっと薄くてスナック感覚で食べられる。
中身は当然のように羊である。
しかも、この2つは中身が違った記憶があるのだが、安酒のせいなのか覚えておらず……。

『ポテトハンバーグ ¥800』
こんなキレイな長方形のハンバーグは初めて見たぞという以前に、粗びき肉のハンバーグの上に乗った大量のマッシュポテトは何かの嫌がらせだろうか……。腹に溜まり過ぎるんですけどコレ……。
てか、大量の芋と肉って、栄養価的にはこれ1つで1人前の定食と看做すべきではないだろうか。

で、味がこれまた普通に美味しいから困る。単なるマヨネーズなどではなく、サウザンソースがかかっているのも「分かってやがるな!」というポイント。

このお店の看板メニューは、骨付き塩茹で肉(羊)なのだが、今回はハーフサイズで頼んでみた。ハーフサイズでも写真の量である。
これを骨を持ってかぶり付くもよし、ナイフでチョイチョイっと解体しながら食べるもよし。

また、甘辛系のソースが付いてくるのだが、卓上にモンゴルらしく岩塩が置かれているので、それを削ってかけるシンプル味でもうまい。

モンゴル料理で羊責めというと嫌がる人もいると思うのだが、ここは私が過去に経験したどのモンゴル料理屋さんよりも美味しかった。モンゴル出身のお相撲さんが普通にお客さんとして通っているというのも頷ける。
羊肉がダメならばどうにもならないが、それをクリアできるならば大して高くもないし、ぜひ1度試してみて欲しいなと思う。

[店名] モンゴル料理ウランバートル
[住所] 東京都墨田区両国3-22-11
[TEL] 050-5589-3865
[営業時間] 18:00~23:00
[定休日] 無休


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荒井禎雄(フリーライター兼主夫)
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