『見たくない表現に触れない権利』 フェミ論客様、ギャグレベルの特大ブーメランを投擲
驚天動地の新人権 『見たくない表現に触れない権利』 爆誕
少し前の話になるが、『月曜日のたわわ』というマンガの広告が日経新聞に掲載されたと大騒ぎになった。というか、今も完全には鎮火していない。
その件に関して、ハフポスにある意味で衝撃的な記事が掲載された。
それがこれ。
『見たくない表現に触れない権利』という謎の新しい人権が誕生した記念碑的な記事である(嫌味)。
これについては、実は今年の1月にこのような記事をnoteに書いているので、ぜひお読み頂きたい。
答えから先に言うのは無粋とは思うが、「見たくない物を見ずに済ませたい」という気持ちは理解できるし、そうした回避手段はあって当たり前だと思う。
だが、我々はすでにそれを容易に実現できるようになっている。新しい道具も法律も何も必要ない。上の記事で書いたように「嫌なら見なければいい」のである。
ところが、『見たくない表現に触れない権利』なんて妄言を吐く人間はそれでは済ませられないようだ。何故ならば、そういう人間には「自分が好まない表現をこの世から抹殺したい」という本音があるからだ。
ようは「自分が嫌いと感じる対象が血を見ないと気が済まない」のである。そういう蛮族のような人間に対して「嫌なら見なければいいじゃん」と言ったところで、そりゃ話が通じないだろう。
これが "見たくない表現に触れない権利騒動" の答えだろうと思われる。
もしも「違う!」と言うのであれば、嫌なものを見ずに済む状況があるのに、それでは許せない理由はなんだ?
『見たくない表現に触れない権利』は判例で否定されていた
この新人権『見たくない表現にうんぬん』は、平裕介弁護士がこのようなツイートで全否定していた。
非常に有益な内容なので、このまとめは是非とも目を通して頂きたい。
ようは、「見たくない物を見ずに済ませたい気持ちは分かるけれども、それは表現の自由であったり、経済活動の自由より上回るようなものではない」と断言されているのだ。
なんと、新人権と思われた『見たくない表現うんぬん』は、残念ながら "人権" と言えるレベルではなかったようだ。なんだ期待して損した。
と、話はここでは終わらない。
この『見たくない表現うんぬん』は、フェミ論客からも全否定されてしまったのである。
竹下郁子、ブーメンランをお味方めがけて全力投擲
さて、フェミ系の有名な論客に竹下郁子という記者がいる。businessinsiderという媒体で記事を書いている人物だ。
彼女はフェミ系論客として大活躍されているのだが、ちょっとうっかりさんな発言も多く、定期的に炎上なさっている。
特に有名なものはこれ。人間の存在価値は収入で決まるそうだ。
小ネタだとこんなツイートもある。ウクライナとロシアが停戦協議を始めたという報道に対して、他には何も言わずに「男男男……」と、写真に男性しか写っていない事だけに文句をつけた。
これには「いやお前、見る所はそこしかないのか?」と驚いた方も多かったと思う。
私も思わず反射的にこんな引用RTを飛ばしてしまったほどだ。
こんなうっかりさんな竹下氏が、突然こんなド正論を吐いたから、彼女の過去の言動を知る人間はびっくりした。
理由は様々だったようだが、利用者から「情勢からロシア語の表記があるのはいかがなものか」といったクレームがあった事もあり、JR恵比寿駅は構内からロシア語の案内を撤去してしまった(※ 現在は元に戻された模様)。
この報道に対して、竹下はご覧の通り「不快だからと言って表現を焼くのは差別である」と断言したのである。
うん、だからみんなそう言い続けて来たよね。
仮にこれに対して竹下が反論するとなったら「マンガ・アニメと駅の案内は違う」といった一点突破しかないが、それもまた非常にハードルが高い。
それこそ "ガチ人権" である表現・言論の自由との真っ向勝負をしつつ、「駅の案内表示は人権だが、マンガやアニメやゲームや萌え絵はそうじゃない」というロジックを組まねばならない。
「人の存在価値は収入で決まる」と言ってのける人間に、そんな芸当が可能とはとても思えないが。
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皆様からの金銭サポートがあると、子育てに追われる哀れなオッサンの生活がいくらか楽になると思わせておいて、息子の玩具やお菓子や遊園地代で殆ど溶けます。