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紀行レポ中国 ~広州③~

こんにちは、小原Q弥です。小説の合間に紀行文を書いています。合間というほど小説を書いてないんですが。このたび、なが〜い中国旅行をしまして、その顛末を徒然なるままに日暮らしモニタに向かいてそこはかとなくタイプしている次第です。前回のnoteでは、広州の友人宅でご飯を食べたりバイクに乗ったり猫ちゃんに嚙まれたりしたところまで、すなわち筆者の14日にわたる旅の0.8日目までが記されることと相成りました。文中の時間では1日と経っていないのに字数はすでに1万7000字程度に膨れ上がってしまっています。どうしよう。さらには、何をかくそう、筆者はまた近々(2024年10月31日~11月5日)中国に旅行に行ってきたんです。今度の旅先は北京で、純粋に観光目的でした。この旅行について書ききれてないのに、もう次の中国旅行が終わりました。終わったし、その旅行からもすでにそれなりに日数が経っています。全部書くまで何年かかるんだろう。本当にどうしよう…。お読みいただいている諸兄にあっては、気を落とさず気長に気丈に気さくにお読みいただけたら幸いです。

って前振りしといて②の記事には掲載できなかった。他に書くこと多すぎて…

この記事からお読みいただいているみなさまへ…この記事は、私の中国旅行の顛末を綴った紀行文である。故あって2週間も滞在することになった中国で、その世界をお腹いっぱい浴びてきた。この連載では、私の行程とともに、そのそれぞれに関連するトピックを深掘りしてコラム的に混ぜて展開している。まえがきと中国到着時の顛末については前々回前回のnoteをお読みください。

ワクチンを接種(キメ)ました

前回のおさらい…中国・広州に到着した筆者は友人宅に向かう。友人宅には筆者の大好物である猫ちゃんが3匹もいた。しかし猫ちゃんたちにとっては筆者は大好物ではなかったらしく、戯れが過ぎて速攻で噛まれた。病院に繰り出そうとするも、友人宅から1km程度の小さな診療所には狂犬病のワクチンは置いていなかった。というわけでタクシーに乗り、少し遠くの病院まで行くことにしたのであった…。

タクシーで20分程度走ると、友人宅の地区の中ではひときわ大きめである病院に着いた。夜間の病院はしんとしているようだが救急外来は煌々と明かりがついており、看護師と患者でそれなりににぎわっていた。友人の暮らす地区は分類的には郊外で都市部に比べて人口は少ないはずだが、やはり中国、人口に比例してこうしたところも日本よりはにぎわいを見せている。待合室に入ると、おおよそ発熱だろうか、ぐったりしている家族連れやカップルが数組椅子にもたれかかっている。いやうつされたくねえな…。

救急外来に並び、夜勤で疲れて応対が投げやりになっている兄ちゃんに案内を受け、いよいよワクチン接種である。ワクチンは成都康华生物制品股份有限公司製の狂犬病ワクチン。…言ってもピンとこないだろう。筆者もよくわかっていない。高くて効くらしい。

いってえええ

終わったのは深夜2時になるところ。代金は7000円ぐらい。スマホでピローン。あんまり払った感じがしない。だが高い買い物だったぜ…。友人がお詫びにと半分負担してくれた。マジでごめんなさい。

友人猫が1柱。噛んだのはこの子ではない

電子決済

ところで、今回の中国の旅で筆者は一度も現金を使わなかった。筆者が中国に降り立って初めて現金を見たのは、到着後1週間は経った頃である友人の結婚式の最中である。それはお祝い事のときに慣習としてもらえるお年玉だった。それ以外の決済はすべて電子マネーで行い、どこへ行くにもスマホさえあれば完全になんとかなってしまう。現状日本もだいぶそんな感じな気はするが、まだまだローカルな場所では使えないし、おじいおばあなどは余裕で現金現役だろう。手数料がイヤで現金のみ受付の違反店も多くあるだろう。一方で中国では、本当に現金を見ることがない(でも全然現金で決済はできる)。なぜ中国ではこんなにも電子決済が普及しているのか?

普及という面で考えてみてほしい。まず、現在の日本ではおじいちゃんやおばあちゃんがスマホをいじるイメージは(まだまだ)あまりないだろう。一方中国では、老若男女問わずみなスマホを巧みに操作し、日々の生活をこなしているのだ。筆者の友人の新婦(新郎とともに私の友人である)の祖父は御年70歳の高齢の方だが、結婚式中もめっちゃチャットしてたしめっちゃ写真撮ってた。およそ日本では見られない光景に筆者はかなりびっくりした。また、ちょっとした町の売店等でも基本的に電子決済であり、スマホと決済端末は店員の必需品である。店番のいかにも田舎っぺなおっちゃんやおばちゃんも、平然とそれらの機器を操作してのける。

ここに中国人の国民性を垣間見ることができる。中国人とは、自分に有益なことはどんなことでも即座に取り入れる民族なのである。電子決済を含むスマホの利便性は言わずもがなであるが、それでも日本のおじいおばあとかはあれこれ難癖をつけてかたくなに使おうとしない人が多いだろう。一方で中国人は、それが自分にとって便利とわかったら即時にそれを取り入れてしまうのだ。新技術のメリットを理解する力と、それに乗っかる馬力がほかの民族の比ではないのである。ここ数十年の中国のめざましい発展ぶりも、そうした国民性が基地としてあるように感じられる。

ところで、そんな中国の超キャッシュレス社会だが、日本とは決定的に違う部分がある。それは電子決済手段のサプライヤーが非常に少ないというところである。中国では基本的に電子マネーは「微信支付(WeChat Pay)」または「支付宝」の二大決済アプリ(全然決済以外もできる)のものが利用されている。他の泡沫の決済手段もあるにはあったのだろうが、この2つが一気にシェアを取ってしまったのだろう。プラットフォーム各社が独自の決済手段を乱立させている日本とはだいぶ事情が違いそうだ。

中国のネット検閲事情

中国ではインターネットのアクセス制限がある。政府が国を挙げてサイトの閲覧制限および検閲を実施しており、中国国内のネットワーク網を利用しての通信では Google 検索ができず、X(現 Twitter) と YouTube を見ることができない(ついでに LINE とかもできない)。これらの規制は国民からしたらたまったもんじゃない。情報社会の覇権を握るこれらのプラットフォームが利用できない不利益は計り知れない。というかほとんどの人は生活にならないだろう。そんな彼らが国外の情報にアクセスする手段が VPN(Virtual Private Network、仮想専用線)を用いた通信だ。VPN とは簡単に言えば通信を暗号化する技術で、暗号化された通信で海外のサーバにアクセスし、そこを経由して Google などを閲覧する。通信が暗号化されているので国内の監視では解析できないというわけだ。

筆者のような旅行者は、中国渡航にあたっての通信はどうすればよいのか?大きく分けて2つの方法がある。

・日本国内で SIM を買っておく
・eSIM を利用する

日本国内で中国地域対応の SIM を購入する場合、「海外ローミング可能」であるものがある。これは中国国内からでも海外のサイトに制限なくアクセスできるタイプのものだ。SIM カードを入れ替えるだけなので、後述の eSIM より楽かもしれない。筆者は Amazon で普通に購入した。ぶっちゃけ正規品かも怪しかったが、中国国内では難なく使うことができた。プロバイダは China Unicom という会社で、チャイナフェスティバルに企業出展しているところなどを見ると普通に普通の会社っぽい。

こういうの。よくリンク切れしている

また、eSIM といって現在日本で使っている SIM カードをそのまま中国でもローミング可能にするサービスもある。上記のような SIM カードをわざわざ買わなくてもよい、プロバイダのサポートが手厚いので現地で何かあったときに相談できる、というのが利点だ。

Google Map は死んでいる

そのようにして苦労して Google 様を使えるようになったはいいが、ここで油断してはいけない。なぜならば中国の地形については Google Map は完全に死んでいるからだ。もし中国に渡航されることがあったら試しに Google Map を見てみることをおすすめする。現在地を見てみると…なんか建物の位置関係が微妙に違う。道路の形が違う。あるはずの地形や建物がない。存在しない建物がある…などなど、これに従ってたら普通にえらいことになる。筆者は病院の待ち時間で Google Map を見て友人宅と病院との位置関係を確認しようとしたが、マップ上の病院周辺の道路の形が現実と違いすぎて全然見つからず「???」となっていた。

せっかく Google 様の恩恵にあやかれると思ったのにこれでは意味がない。では、中国国内では何を使って位置情報を確認すればよいのか?いくつかあるが、筆者は高徳地図という国内のアプリを使った。Google Map 同様に現在の位置情報や移動手段に応じた目的地への移動時間の確認など一通りの使い方ができる。慣れてくると見やすくて便利だし、VOCALOID とコラボしてたりといろいろ現地色が強くて使ってて楽しい。日本の地図も見れるしわりかし正確だ。

これは北京旅行時のもの。かわいいね

今回の中国行脚は本当に色々と勉強になった。本当に近くて遠い国である。歴史的には我が国は彼の国からは大いに影響を受けているはずであるにもかかわらず、実際に行ってみるともう何もかもが違う。まあ日本がガラパゴスすぎる、という事情もありそうだが…。というわけで、こうして筆者のなが~い中国旅行1日目が終わった。1日目にしてディープすぎる。このシリーズもまったく更新されなくてなが~い。そろそろ別の小説とか書いてもいい?いいよ

2日目開始!

旅の疲れとワクチンでへろへろになりながら友人宅に戻り、ベッドに倒れこんだ。この日は友人は筆者にベッドを貸すために別の友人の家に泊まるとのことで、友人宅のアパート前で別れた。本当に何から何まですみません。日本のお土産をたっぷりプレゼントしつつ、旅行は2日目に突入する。

そもそも、この旅の目的は何だったのか。どのような行程をたどるのか。閑話休題を連発しすぎて本筋がそれてきたように思うので、ここで改めておさらいしよう。今回の行脚の移動経路は、簡単にすると以下の画像のようになる。

歩きで出してるけど実際は飛行機と新幹線です。石垣島と宮古島が見えるね かわいいね

①広東省・広州に降り立つ(JAL のセールで安かったので)→少し南下する
②マカオのほど近くである「珠海(zhu hai、しゅかい)」から飛行機で思いっきり北上する→「西安(xi an、せいあん、かつての秦~唐の首都)」に向かう
③西安で少し滞在して観光する
④西安から新幹線で東北東方面へ→結婚式をやる「运城(yun cheng、うんじょう)」に行く
⑤运城から飛行機で南下する→深圳で観光する
⑥深圳から広州の空港に戻る(往復チケットなので)→日本へ

という流れである。はるか南国の広東から中原地域を突き刺すように長距離北上し、用事がすんだらとんぼ返りでサウスバウンドする。なげ~~。長すぎる。普通に中国人もビックリの長旅だと思う。長い上にスケジュールがタイトで、あんまり息をつくヒマもない。実際各日の睡眠時間は平均5時間弱程度で、最後の数日で深圳滞在中に久しぶりに7時間寝れたときは歓喜の涙で枕を濡らした。睡眠で人間の体ってこんなにリフレッシュされるんだって思った。ねむらなくてもつかれないくすり、切実に求めています。

これから2日目ということで、行程は上記の①→②、すなわち広州をちょっと南に行って軽く観光→北上のための空港に向かうというところに入っていく。友人宅で別れを惜しみながら、次のチェックポイントである珠海の空港に少しずつ近づいていくことにする。

まずは友人宅の近くで朝ご飯を開始。何を食べようか…。旅先では何を食べるのが通でありオツであり正解なのか?という問いは古くからバックパッカーたちの間で問題となってきた。通ぶって言葉も通じないローカルな店に光明を見出すのか、観光客向けの店や現地のチェーン店のほうがサービスや品質が保証されているから一周回ってそっちのほうがフォーリナーたる我々風情には結局のところふさわしいのか、様々な意見があったりなかったりするだろう(筆者調べ)。はっきり言おう、ローカルな店が一番うまい。こと中国においては。これを旅にかぶれたスノッビーなワナビーの戯言と流さないでほしい。本当においしいので…。おじいおばあが昔ながらのやり方で作って安価で食べれる庶民的な料理がいっちゃんおいしいねん。とりわけここは広東省である。中国の四大料理の一角をなす広東料理の発祥地であり、その味のクオリティは地域にあまねく共通している。詳細は後述するが、基本どこで何食ってもうまい。もしもあなたが「食」を求めて中国を旅してみたいと思うのなら、筆者は文句なく広東地域への渡航をおすすめする。また余談だが、先日訪れた北京では「本場!」と銘打たれた北京ダックの有名店に行ってみたのだが、味は別に普通だった。定義的に本場であることは全く間違いないのだが、本場なのにこの程度の味わいなことってあるんだって普通に認識が改まった。

ザ・ローカルなお店。値札がテープで上書きされてたりする。物価上昇の煽りかなあ
「腸粉(チャンフン)」と呼ばれる粉もの。名前は見た目が腸っぽいからで特にホルモン系の料理ではなく餃子とかに近い。引くほどおいしい

ご飯を食べ終わり、友人宅の地域を発つことにする。行先は友人宅の南にある広州市の中心部で、そこでもう1泊し、そのあとに飛行機でもう少し北の西安に向かう、という寸法だ。

タクシーに揺られて2時間。謎の建造物あり。突然こういうのが出てくるから中国の景色って全体的に SF みが強い

広州を南下し、2日目のホテルに到着した。ホテルは高層ビルで(中国では割と普通)、今回筆者が泊まった部屋は20階くらいの高層で眼下の往来を窺うことができた。とりあえず荷物を置いてゴロゴロ…したかったがそれはそこそこでやめておくべきである。明日にはこの地を発たねばならない。しかして本日の停泊地は観光には事欠かない広州の中心部である。ナイトサイトシーイングに繰り出さねばもったいない。というわけで高徳地図を開き、観光の中心部へのアクセスを調べ始めた。お、ホテルのすぐ近くに駅があるなあ。お、ここの窓から普通に見えるっぽいなあ。

なんかさいたまスーパーアリーナあんだけど?

否、ここは中国である。あれはさいたまスーパーアリーナではない。写真をよく見てもらえるとわかるが、ライブはやっていないしオタクが待機列に並んでもいない。ちなみに埼玉スタジアム2002でもない。写真をよく見てもらえるとわかるが、サッカーの試合はやっていないし気の狂ったレッズサポが全裸絶叫してもいない。

これこそは筆者が中国で見た最初の鉄道駅であり、広州でも上位の規模を持つとされる「广州南站(guang zhou nan zhan、こうしゅうみなみ)」駅である。中国の新幹線である「高鉄(gao tie、こうてつ)」が止まるいくつかの中心駅の一つであり、広州と他の地域を結ぶ重要な連絡口となっているのだ。でけ~~。

SAITAMA SUPER ARENA
SAITAMA STADIUM 2002

この広州南駅は何本もの新幹線のプラットフォームを持っているため非常に大きい。普通に東京駅と同じかそれ以上ぐらいのサイズ感がある。これと同じ規模の駅が何駅もあるの?デカすぎるだろこの国。普通の電車駅でもあるので、観光の中心部に移動したかったらいったんあの駅に行く必要がありそうだ。ワクワク。よっしゃ!外出たろ!アプリで地図を見ながら歩を進める。

あれ??徒歩でたどり着けなくね???

行きすぎたプラグマティズム:悪しき立体交差

おかしい。広州南駅、どう見ても徒歩で入れる道がない。アプリを見ても、駅は目と鼻の先だというのにタクシーの道順しか表示されない。そんなことある?…ここで先ほどの画像に注目してみてほしい。よく見てみると、道路部分に横断歩道がほとんどない。日本であればどう見てもそこは渡れそうじゃん、な交差点に横断歩道が用意されていない。画像を見るとさらに気づくことがある。さながら空港のように、駅と道路がくっついている。日本の鉄道駅ではちょっと考えられない構造をしている…。中国旅行2日目、筆者はここでさらなる中華の洗礼を受けることになる。デカすぎて人力でアクセスできない & 立体交差が多すぎて人間の動線がないのである。

中国は大きい。大きいので移動のほとんどはレンタルサイクルやバイク、車といったものに頼る。徒歩での移動は本当に近場の場合であるときしかないのだろう。じゃあ歩行者の動線っていらないねとなり、横断歩道がなくなったり立体交差が増えたりしてゆくのだ。乗り物にとってはこれは普通にお得なことでしかない。交差点で歩行者に配慮したり、平面交差で信号待ちをしたりしないですむからだ。一方で歩行者にとっては百害あって一利なしの施策である。シンプルに向かい側に渡るだけなのにタクシーが必要になるからである。近年この施策は中国全土で推し進められており、便利になったんだかなってないんだかわからないという状況である。なんで歩いて5分の駅にタクシーで10分かけて行かにゃあならんのだ…とワケのわからない状況になる。しかし突破口はなさそうだったのでしぶしぶタクシーを呼び、100円ほど払って広州南駅の横につけてもらった。こんなんタクシーも嬉しくないだろ。ちなみに実は駅までの歩行者の道は地下道がありそうだったが、通じていそうなゲートは閉ざされていた。おそらくしばらく前まで開通工事中だったがコロナ禍で開発がストップして今日までそのまま、というのが見立てだ。そうこうしてやっとこさ駅に着いた。もうこれだけで疲れたよ。暑いし。

新幹線の入口。空港みたいだ

うん。でかいね。知ってた。ちなみに写真の場所は新幹線のプラットフォームで今日は行かない。明日は空港に行くために使うことになる。電車駅は地下にあるので、エスカレーターで地下階に向かう。

駅構内のスタバのパクリみたいな喫茶店「茶姫(cha gee)」で1杯。おいしい~~
さいたま新都心駅

中国の電車は基本的に地下鉄であり、あまり地上に出ることはない。「地鉄」と呼ばれる電車は地域ごとに様々な鉄道会社が鉄道網を有しており、中国各地を結ぶ重要な交通インフラとなっている。Suica みたいな小さい交通系 IC タグを買い、ホームに降りてみる。

すぐ来る。何本も来る。おかげで人口が多くてもそんなに混まない

ああ~既視感。東京メトロだこれ。東京メトロが山手線の頻度で来るわ。

到着!広東タワー

さて、サイトシーイングを敢行することにしよう。広州南駅から何駅か進み、とある駅に着弾。目的はここ、「広東タワー(広州タワー)」である。

でけ~~!きれい!こういうとこ来ると旅行した感強くなってくるね。広東タワー(広州タワー)は全長 600m の電波塔であり、東京タワーより大きくスカイツリーより少し小さい。中はレストランや映画館、売店といったアミューズメント施設が充実している。ボディの曲線美がエロい。とんだ変態が作ったに違いない。通称は広州タワーのようだが現地の表記は Canton Tower だった。どっちが正しいんだろう。

広東タワーの周辺案内図。普通にめっちゃ観光地である

タワーの足元は観光客でいっぱい。ヨーロッパの人たちもそれなりに多かった。筆者も写真を撮りまくり、お土産のマグネットを買って帰路に。ちなみに、今回はタワーには登らなかった。夜であまり景色が見れないし、何より雲が多くて(空気が悪くて)夜景もかすんでそうだったからだ。そんな悲しい理由ある…?中国ならある。

広東タワーの向かい側。この広い広州のマジの中心街である

一通り歩き回り、怪しげなお土産やアイスを売っている売人たちを尻目にホテルに戻った。ちなみに中国の電車の終電はべらぼうに早く、なんと 22:30 には最終電車が行ってしまう。タクシー文化が発達しているため、現地の人々はそんなに不便に感じていないようだ。だがタクシーに比べたら電車のほうが圧倒的に安い。筆者は普通に乗り遅れてタクシーでの帰着を余儀なくされた。いてえ…。それでも日本のタクシーより圧倒的に安いけど。こうして(文章上では)畳み掛けるように2日目が終わった。よく考えたら大部分が移動時間である。中国はデカいからね。仕方がない。

ホテルのすぐ下の売店街。看板の色味がワクワクする

ホテルの下のレストランで簡単に夜食を食べ、部屋に戻ってやっと就寝。暑いし空気が悪いのでめちゃくちゃ体力が持ってかれる。

ホテル横のコンビニ。さすが南国、当たり前のようにコンビニでフルーツが山盛りである

書いていたらまた8000字ぐらいになったので切り上げることにします。何字単位ぐらいだと読みやすいんでしょうかね。というわけで次回、3日目、「広州脱出」!(気長に)乞うご期待!

まだまだつづく

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