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経営経験ゼロの診断士に任せて大丈夫?製造業の現場で感じた違和感と本音

こんにちは。
今回は、製造業の現場で感じた「中小企業診断士」について、少し書いてみたいと思います。

製造業を支援していると、自治体や公的機関が行っている経営相談を利用する企業さんも多いんです。
でも、そこで対応してくれる中小企業診断士について、ちょっと疑問に感じることがあるんですよね。

中小企業診断士の現状

実は、独立開業して事業を成功している中小企業診断士って、思ったより少ないんです。
そもそも全体の3割くらいしか独立していなくて、7割は会社員や金融機関などに勤務されている方々です。
その独立している方の中でも、本当に成果を上げている人はさらに少ない。
多くの診断士が経営経験がないまま、副業として企業への助言などの活動しているのが現状です。

現場の声:「経営したことない人にアドバイスされても…」

これに対して、現場の社長さんたちの声はどうでしょうか?

ある社長は

「経営したこともない副業の診断士にアドバイスされても、正直、話半分にしか聞けない」

と言っていました。これって、もっともな意見だと思うんです。

他の人に経営を助言する立場にあるのに、自分自身が経営したことがない、ましてや売上を作ったこともない人が、本当に役立つアドバイスをできるのでしょうか。

こうした疑問が、製造業の現場では常に付きまとっています。

診断士としての責任と信頼

売上を確保できない診断士が、どうして他人に経営やマーケティングの助言をするのか。

これって、ちょっとおかしいと思いませんか?

診断士としてマーケティングや販路拡大を指導するなら、まず自分で実践して結果を出すべきです。
それができて初めて、他人に対して説得力のある助言ができるのではないでしょうか。

中小企業診断士に求められる自己改革

だからこそ、中小企業診断士として活動するのであれば、まず自分自身のビジネスをしっかりと成功させることが必要です。

自分が成功していないのに、他人に成功の方法を教えることはできません。

この現実を、全ての中小企業診断士が真剣に考えるべきです。

日本中の中小企業診断士が、今こそ自己改革に取り組むべき時期だと思います。
それは、自分のビジネスを成り立たせることで、初めてクライアントの信頼を得られるからです。

診断士としての覚悟を持とう!

最後に、中小企業診断士としての責任と覚悟をもう一度考えてみましょう。

私たちが企業に対してアドバイスをする以上、自分自身がそのアドバイスを実践し、結果を出すことが求められます。
そうして初めて、クライアントからの信頼を得ることができるのです。

中小企業診断士を名乗る以上、その覚悟を持ち、自らの経験と実績を積み上げていくことが大切です。
これが、私が今、製造業の現場で感じていることです。
そして、これが未来の診断士に求められる姿だと思います。

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