信仰の喜びに気づいて 泉安芸分教会 雪本恵太
始めに
皆さんこんにちは。
私は現在、中河大教会で青年づとめをさせて頂いております。
今日は大教会での生活を通して、私自身の考えが変わったことを文章に記していきたいと思います。
よろしくお願いします。
不足まみれだった青年生活
私は中河大教会に来て、1年経ちますが去年の11月まで本当に不足まみれの生活をしておりました。
どんなことで不足していたかと言いますと、
中河大教会では毎月、青年と女子青年のお休みが3日頂けるのですが、その内訳は自由日、祭典日、祭典前日となっています。
しかし私だけ自教会が広島にあり、交通費がかかることや時間の都合などで、毎月は帰れません。
その為、私のお休みは大阪にある上級の月次祭の1日と自由日の2日間なのです。
また本部の祭典日も帰ることはできるのですが、1人だけ大教会の御用や当番で留守番しないといけないのです。
その役割が私だけ3、4ヶ月続いていたりしたこともありました。
他にもやりたいことができないことに対して、なんで自分だけ??と思う事が多く、不足の心で毎日を通っていました。
自分を変えてくれた先輩の一言
しかし去年の11月27日、修養科新入生の方をおぢばに送り、帰ろうとしている時に、学生会の時にお世話になった先輩にお会いしました。
先輩と色々話をしている時に、恋愛の話になって、「恵太も勇んだらきっと良い人と出会えるよ!今日明日でも良いからなにかしてみなよ!」と言われたので「えーホンマかぁ?」と思いながらも、先輩のその言葉に引っかかり「彼女ができれば毎日楽しいかもしれない」と思い、ちょっとやってみようと思いました。
その言葉をかけられて私がしたのは、
この二日間、「ひのきしんを勇んでする事」と「当番の先生からもらったクリアファイルいっぱいに入ったお道の話集を全部読むこと」を決めました。
それを取り組んだ結果、私の心はスッキリと晴れました。
ひのきしんをいつも不足しながらしていたのですが、勇もうと奮い立たせると1日があっという間に終わり、今日はすごい心が軽いなぁと良い気持ちになりました。
そして、二つ目のファイルを読み、不足していたことがわかり、あぁ!全部オレの心通りやったんやなぁ!と衝撃を受けたような気持ちになりました。
色々書かれていたのですが、特に私の心に響いたのは八つのほこりの「をしい」と「うらみ」の心遣いを書かれた話でした。
「をしい」の心遣いの内に「負け惜しみ」の心遣いも入ってくるよ。と書かれていて、先ほどなぜ自分だけ?と書きましたが、そういう心遣いをしているから、返ってくるし起こってくるんだと感じました。
また「うらみ」については、私は褒めて頂いたり、良いことを言われると「本当に思ってるのか?」と疑ってしまう事があります。
しかしそれは親切心を仇で返してるようなものだよ。と書かれており、そういう言葉をかけてくれる人に申し訳ないな。これからは素直にありがとうございます。と受け取ろう!と思いました。
そう心が切り替わってから、先輩に言われた通り彼女や出会いとかはありませんが、困った事が起こってどうしようと考えていると不思議とすぐに誰かが助けてくれたり、物を頂く機会が増え、なぜ自分だけ?という事より、ありがたいなぁ。と思えることが多くなりました。
心を切り替えただけなのに、こんなに幸せになるのか、この世界って難しいようだけどとてもシンプルだなぁと感じ、今では不足だった毎日から幸せな毎日を過ごしております。
人を助けさせてもらいたい!おさづけを通して感じたおやさまの話。
ありがたくてありがたくて仕方ない私の毎日ですが、ふと疑問が浮かびました。
「オレばっかり幸せでいいんか?」
私は家族や友達が元気でいて、大教会でも周りの人も良い人で、体が健康で毎日も充実しています。
本当にすごいありがたいんですけど、それで満足してていいのか?困ってる人を助けなあかんのちゃうんか?と考えるようになりました。
誰かを助けたいと思って、年が明けて2024年の元日にそのチャンスが訪れました。
私の大教会の会長様は、膝を痛めており、日によって正座ができない日があります。
その姿を見てなんとかおさづけをお取次ぎさせて頂きたいと思っていました。
その後、会長様の姿を見かける事もあったのですが、私が御用の最中などで声をかけれませんでした。
しかし、元日の日に御用が終わったタイミングでたまたま会長様が神殿におられ、ダッシュで部屋にハッピを取りに行き、おさづけさせてもらってもよろしいでしょうか?と恐る恐る声をかけました。
そして会長様は「ほな、頼むわ」と言ってくださり、おさづけのお取次ぎをさせてもらいました。
お取次ぎが終わって、会長様は「すごい嬉しい。立場上取り次ぐことはあるけど、して頂くことはないねん。ホンマにありがとう。」と柔らかい表情で言ってくださいました。
続いて「お前、手はあったかい方か?」と聞かれました。
私は手足がよく冷えるので、人より冷たいのですが、「そんなことないですよ」と言うと「いや、取り次いでもらってる時に、すごい温かみを感じたんや。しかもすごい厚着しててサポーターも巻いてるのに…もしかしたらおやさまの働きなんかなぁ。」と言ってくれてくださり、本当に不思議な体験をさせてもらいました。
会長様に取次ぎさせてもらってありがたかったのもあるのですが、誰であれ「この人を助けさせてもらいたい!」と思う心におやさまは働いてくださると感じました。
おやさまを感じたことがない私ですが、この体験を通して、「あぁおやさまは本当におられる!こんな自分でもおやさまを感じさせてもらってありがたいなぁ」と思いました。
最後に
思えば11月まで私は不足まみれで、負け惜しみばかりしていました。しかし先輩のたった一言のきっかけで、喜べる心になり、人助けをさせてもらいたいとまで思うようになり、そしておやさまを身近に感じさせて頂きました。
たったの1ヶ月だけで、少しかもしれないですが成人させてもらって本当にありがたいです。
本当に神様にお導き頂いて、今私はお道を通らせて頂いてると思っております。
信仰を伝えてくれた両親、刺激を与えてくれた教友には感謝しかありません。
これからも毎日喜んで助けの手を差し伸べ笑顔を届ける、そんなようぼくとして通っていきたいと思います。
長い文章ではありましたが、お読みくださりありがとうございました。
泉安芸分教会 雪本恵太
次回は1月8日 教会本部 仲野かれんさんです!
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