おみちのにをい 高屋分教会 武内ゆり


職場の素敵な先輩


私の職場の先輩Mさんの話をします。
私は5年前、今勤めている会社に入社しました。当初は馴れない仕事に追われ、失敗ばかりでしたが、沢山の先輩方に助けていただき、現在まで続けられています。
その先輩方の中でもMさんは、入社当初からよく話かけてくださり、仕事のコツを教えて下さりました。
どんな人にも平等に親切で、よく「お疲れ様!」と言ってお菓子をくださったり、人が見ていないところでもコツコツと動いていて、「なんだか素敵な人だなあ」と思っていました。
 

先輩との話の中で

あるとき、Mさんご夫婦の話になり、私が「夫婦円満のコツはなんですか?」と尋ねると、
「私の母がすごいんよ。その母が言っていたことなんだけど。」と話をしてくれました。
 
 
「相手に対して、なにかをして「あげる」と思っていたら、それは「あげた」ことになるから、自分に返っては来ない。逆に、させて「もらう」と思ってしたら、それはいつか自分に返ってきて「もらえる」。上から目線で、してあげると思うのか。させてもらう、と思うのか。ちょっとした考え方の違いなんだけどね。」と。
 
 
その話を聞きながら、「なんだかお道の教えに通じるところがあるなあ、すてきだなあ」と思っていました。
そして後日詳しく話を聞いてみると、Mさんのお母さんは天理教の信者さんで、Mさん自身もようぼくということが分かりました。
 
 

にをいがけの心で 

二代真柱様のお話の中で、
「天理教はどんな信仰ですか?と尋ねられたら、「私を見てください。」と言えるようになれたら」
というお話があります。
「私を見てください。」とまでは言えなくとも、「にをいがけの心で通ろう」と意識していたつもりでしたが、逆にMさんからにをいをかけてもらっていたように思います。
毎日の心の使い方ひとつで、おみちのにをいをかけるきっかけになるのだと改めて感じた出来事でした。
 

終わりに

教祖百四十年の二年目、教祖を心に置いて、私もMさんのように「なんだかすてきな人だな」と、おみちのにをいをかけれるような、そんな日々の通り方、心の使い方をしたいと思います。
 
 

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