陽気な心に 〜埃が気づかせてくれたこと〜 城法大教会 山本さち
はじめに
私は今、自教会にいます。
生まれ育った場所なので、自分本位な心が出やすい環境です。
心低くなれず、思うようにいかないことに不足を感じてしまうことがあります。
埃はあっていいもの?
さて、お道の教えを聞く人は、お道を知らない人よりも、もしかすると自分の心遣いに気を揉むことがあるのではないでしょうか。
教えを聞いて育った私は、埃を積んではいけないと思っていました。
教えで心を攻めていることが、よくあったんですね。
でも自然に積むものなんだよ、と教えていただきました。埃は積んだらいけないのではなく、どんな人にもあるものです。
知らない自分を知る方法
毎日を送る中で「これがなければ」「この人と関わらなければ」と思ってしまいがちですが、その関係から逃げたとしても、喜べない心を持っていたら、どこに行っても喜べないまま。。
それぞれ身近な事柄、身近な人に、自分の色んな心を引き出されますが、それは逆に考えれば、自分のことを知れるチャンスかなぁと思います。
数年前まで、「自分はどちらかと言うと人に合わせる方だ」と思っていました笑
でも、今思うと、内心では自分の思いを立ててたり、保身の心を使っていることに気づけていなかっただけなのです。
そんな自分の部分を引き出してくれる人も、自分の知らない姿を教えてくれる、貴重で大切な存在だと思えてきました。
自分と相手の課題
不都合なことが起きたとき、自分の心の方を変えるのは楽ではありません。
心が過敏に反応しているときは、落ち着くまで、少し置いて、自分の課題と相手の課題を分けて、自分の心を振り返ってみるのも大切かもしれません。
相手には、神様がその方に合ったタイミングでお知らせいただくと言う気がします。
相手の背景を思いやり、自分の心遣いを反省し、周りの人と互いにたてあいたすけ合える関係を築いていけたらと思います。
やってみた感想
毎日の繰り返しの中で、埃の心遣いが引き出されるときを振り返ってみました。
皆さんは、つい言ってしまう口癖はありますか?
私は思い当たることがあり、意識して毎日を過ごしました。
しかし、どうでしょう。同じような状況が揃ったとき、同じような言動や、心遣い、思考が出てくる。これは一瞬の体の反射のように、癖付き身についているなと思いました。
あ、またやと過ぎてからでも気づけるようになったり、続けていくうちに数秒だけでも耐えれたり。すぐに変われない前提で、その中に成長を見つけ、前向きに続けてみるのがいいかもです。
行ったり来たりしながらでも、心を澄ませていきたいです。
なぜか、自分が変わると、見え方が変わり、喜びの方が映ってくるんですね。
また苦手なことも裏を返せば、成長する部分でもあり、もう既に長所で徳分の部分。
自分の気質と上手に付き合って、働かせていただきたいです。
最後に
一番伝えたかったことは、埃は積んだらいけないのではなく、払えばいいということ。
どうしても疲れていたりしたら、心に埃を溜めてしまうこともあると思います。
体や心の声を聞き、少し立ち止まって、無理をせずに調整する時間も必要かもしれません。
私がモヤモヤしたときに実践してることは、
① モヤモヤを自分の心から一旦はなしてみる
② おやさまならどうするか、考える
です。
① 自分の心から一旦はなす
無意識に、いつまでも考えている自分がいます。そのため、
「ま、いっか」と思う。睡眠をとる。
人のために動く。などをすると、私は離れることができます。
メンター的な存在に相談すると、客観的に見えたりもするし、成長の機会にもなります。(話す)
また、自分の執着心から離れて、誰かのことを想って動くときは、(おつとめ、優しい声かけ、外に親切など何でも◎)神様がその間に、私の心の掃除をしてくださっているのか、心がすっきりします。
② おやさまのひながたにヒントを求める
1人で求められる方はいいのですが、難しいなと思う方もいるかもしれません。
年祭活動に入ってから、
・遠くで伏せ込んでる友達と、オンラインで逸話篇の勉強をし、近況を話す
・私の妹や就職してる友達と、仕事終わりに教会で夕食をとり、教祖伝を深める
・にをいがけに一緒に出れるつながりを持ち、声をかけ合う
を始めました。教会や家をなかなか空けられない方もいますよね。またいろんな形を教えていただけたら嬉しいです。
何より勉強や苦手なことも、仲間がいると楽しんで続けやすいです。
モヤモヤから離れる、おやさまを感じる
① ②同時に満たせて、また日々を通るモチベーションになっています。
ひながたを紐解いてみると、人間が不足に思うような場面で、おやさまなら、人の不徳を責めず、心を尽くして教えられ、どんな中もたんのうして明るく通られているのではないでしょうか。
皆さんは、心を掃除するためのマイルールありますか?
どうか読んでくださってる方も、日々陽気に勇んで通れますように!