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手越裕也の合意解除から見る日本の風土と働き方革命

前置き

全く手越くんのファンでもないですし、アンチでもないですが、統計心理学を操る友人がファンだったので、よく彼の行動を題材に心理分析っぽい会話をしておりました。その点少しだけバイアスがかかっているかもしれませんが、それでも私はファンでもアンチでもない私が、記録したいと思う事柄になってしまったので、残したいと思います。(個人的な意見です)

村社会感が強く出た事柄

よくも悪くも、新型コロナの自粛期間中、日本人の気質というか、風土が浮き彫りになったと思うし、その悪しき方の被害者になったのは手越祐也ではないだろうか?と感じた。村社会感ですね。

良き点は、やはり強制力がなくても、自制心が強い?というより、周りへの影響を気にしたり、他人に迷惑をかけたくないという思いが強い国民性なんだと思う。周りへの影響を一番に考えられるというところかな。

一方で、目的がすり変わってしまいがちなのも日本人ぽい。
目的のためのルールなのに、ルールを守ることが美徳になってしまう。
コロナ感染拡大防止のための自粛なのに、緊急事態宣言前後で外出の増減の大きさが、「緊急事態宣言中」だから外出自粛していたという人が多かったのではないだろうか。(細かいところは置いてますし、自分もその1人です)

今回、手越祐也は別に犯罪を犯したわけでもないし、一部情報によると三密を避けた状態で「仕事」の打ち合わせをしていた(かもしれない)ことが、あたかも犯罪者のように扱われ、拡散した。

一側面しか書いてないので、お粗末な主張だけど、これは、緊急事態宣言中に、遊ぶ(ように誤解されること)は、NG!という日本の風土感がひしひしと伝わってくる事象だなと思った。

手越裕也の行動については納得

既出の友人によると、統計心理学的に大枠は手越くんと同じ要素がある私。
なので、知りうる限りの情報から行動の心意を推測してみるに、今回の退所に向かう理由は少しわかる気がする。

まず、彼は「待てない」(と思う)。やりたいと思ったらすぐに行動したい派だと聞いている。(既出ファン友人論)。まさしく、その気持ちには大いに共感する。
もし彼が、ファンのことを思い、仲間のことを思い、「今」何か取り組んでいるとしたら、きっと「今すぐに」やりたい・発信したい気持ちだと思う。そして、「無期限」で自粛という状況はまさに地獄だと思う。

そして、努力をあまり表に出したくないタイプ。
すぐに弁解しなかったのは、↑この要素が強かったのではないだろうか?

「わかる人がわかってくれればいい。」

Twitterのトレンドにも入っていたので、時々目にしたNEWSの仲間たちのコメントは温かいものだった。
きっと、彼らは手越祐也の行動について理解していたんだろうと感じるようなコメントだったし、いってQメンバーからのいじられ方も、「今までと変わらない」イジられ方だったのが、少なくとも、私は愛を感じた。

ジャニーズ事務所は芸能界の中でも日本的雇用制度感が強い

以前、自分が10年以上勤めた大企業が完全なる日本的企業だった。
規模や重圧は手越祐也と全く違うけど、少し重ねた部分があった。
私は仕事は好きだったし、一緒に働いているメンバーも好きだったし、雇用条件も最高だった(ワーキングマザーに理解もあり年収も高い)。それでも、当時、息苦しくて仕方がなかった。
ルールのためのルールが複雑になり、意味の薄い仕事をしたり、歯車感が強く、本来の目的を遂行するよりも、上司へのパフォーマンスがよく見える仕事をしている人が称賛される状況や無駄に思える仕事を遂行する日々が辛くて仕方がなかった。

通常芸能事務所は、いわゆる日本の企業とは違う雇用関係であることが多い。どちらかというと、雇用関係というよりも契約関係だからなのかな?だけど、ジャニーズ事務所は違う。

終身雇用制の完全な日本的企業なのだ。

新型コロナで浮き彫りになった日本的労働の転換期を迎え、もしかしたらジャニーズ事務所も変わろうとしていた時期なのかもしれないが、、

日本的労働の革命期を象徴している退所

今回、コロナの影響で収入にダメージを受けた方は多いと思う。
そして、これからくるであろう経済への影響は大きいと思う。
復旧だけを目的に今動いているとしたら、かなり厳しい2021を迎えることになるはず。

でも、、もし、、

複数種類の仕事をしていたら?
オンラインで仕事ができたら?
小回りがきく仕事だったら?

今後どうなるかは分からない。だからこそ、変化に耐えうるスタンスを保つ準備をしないといけない。

もし、手越祐也が同じように思って、「今焦っているとしたら?」

同じように準備するのではないだろうか。


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